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河川の作用【かせんのさよう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

河川の作用
かせんのさよう
fluvial process
流動する河川水の行う作用で,浸食作用運搬作用堆積作用に分けられる。浸食は河道を拡大するような作用。河水による岩石の化学的な溶解によっても生じるが,機械的な削磨と側岸や河底の洗い掘りによるのが一般的。河底を低下させるような浸食を下方浸食または下刻,河道幅を広くするような浸食を側方浸食または側刻という。下刻が引続き長い時間にわたって優勢で,もとの河底の一部が高い位置に残されれば河底は河岸段丘となる。河水は流動とともに岩屑の運搬を行い,これには化学的に溶解された状態での運搬と岩屑粒の状態での運搬とがある。前者を溶流という。後者は河水の運動のエネルギーの消費に負うもので,岩屑粒が河底に沿って移動する場合が掃流,岩屑粒が水中に保持された状態で流れる場合が浮流で,両者とも河水の流速が大きいときに激しい。河水の流速が低下すると岩屑粒は側岸や河底に沈積して堆積が起る。堆積の表面形は河川により場所によって特徴があり,この作用で形成された沖積平野も特有な微起伏をもつ。 (→河川の争奪 )  

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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