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沸騰水型原子炉【ふっとうすいがたげんしろ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

沸騰水型原子炉
ふっとうすいがたげんしろ
boiling water reactor; BWR
炉心を冷やす一次冷却水を炉心内で沸騰させて,その蒸気で直接タービンを回す型の動力用原子炉。熱交換器は使わない。燃料濃縮ウラン。軽水 (水) を冷却材減速材を兼ねて使う。アメリカで開発され,運転が安定しているため発電用の大型原子として加圧水型原子炉に次いで数多く運転されている。日本では日本原子力発電敦賀発電所をはじめとして,発電用動力炉の約半数をこの型の炉が占めている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ふっとうすいがた‐げんしろ【沸騰水型原子炉】
核反応による熱エネルギーを蒸気として取り出す原子炉原子炉容器内で水を沸騰させ、その蒸気で発電機のタービンを回す。特に、沸騰水型軽水炉のこと。沸騰水型炉BWRboiling water reactor)。→軽水炉
[補説]加圧水型原子炉に比べて構造は単純だが、放射性物質を含んだ蒸気でタービンを回すため、タービン建屋復水器などの施設も遮蔽する必要がある。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ふっとうすいがたげんしろ【沸騰水型原子炉】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ふっとうすいがたげんしろ【沸騰水型原子炉】
軽水炉の一方式。炉心で加熱され発生した水蒸気で直接タービンを回すもの。 BWR 。 → 原子炉

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

沸騰水型原子炉
ふっとうすいがたげんしろ
軽水炉の一種。アメリカで開発された。英文のつづりBoiling-Water Reactorの頭文字をとってBWR、あるいは単にBともいう。
 原子炉冷却系の圧力は約70気圧に保たれ、この圧力では水は沸騰し、約280℃の蒸気になる。この蒸気がタービンに直接に送られるので、BWR系のことを直接サイクル系という。炉心から熱が取り出される速さは炉心を循環する水の量で決まる。大型のBWRでは、炉心内の沸騰で生じる自然対流に比べて循環速度を非常に大きくするため、炉心シュラウドの外側にジェットポンプを置いている。
 燃料棒は、ジルカロイ被覆管に燃料ペレット(二酸化ウランなどを粒状に焼結したもの)を封入したもので、被覆管の直径は約1センチメートル、長さ約4メートル、厚さ約0.9ミリメートルである(参照)。110万キロワット級の原子炉では、このような燃料棒が、約2センチメートルのピッチ(間隔)で60~80本ほど束ねられ、一つの燃料集合体をつくっている。炉心はこのような集合体が700体ほどで構成される。原子炉の運転中には、燃料棒の中心部の温度は約2000℃、被覆管の表面温度は約300℃、わずか5ミリメートルの間で約1700℃以上もの温度差が生じている。
 1年間に炉心から取り出される燃料集合体の数は、加圧水型原子炉(PWR)の場合には炉心の3分の1、それに対しBWRの場合には炉心の4分の1である。原子力発電の負荷追従運転(電力需要にあわせて電気出力を上下させる運転方式)は、加圧水型の場合には制御棒操作により行う。BWRの場合にはジェットポンプの流量を変えることにより、その出力を50%程度変えることができる。[桜井 淳]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ふっとうすいがた‐げんしろ【沸騰水型原子炉】
〘名〙 軽水炉の一つ。炉心を通る冷却水を沸騰させ、送り出されてくる蒸気を直接タービンに導いて発電する原子炉。略称BWR。〔現代の科学(1957)〕

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