@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

法解釈学【ほうかいしゃくがく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

法解釈学
ほうかいしゃくがく
Rechtsdogmatik
解釈法学ともいう。実定法の規範的意味内容を体系的,合理的に解明し,裁判における法の適用に影響を与えることを目的とする実用法学。実定法を構成する文字および文章の多義的な規範的意味内容を明確かつ一義的に確定していく作業が法の解釈であるが,この作業には,文理解釈論理解釈縮小解釈,目的論的解釈,反対解釈,勿論解釈,類推解釈などと呼ばれるものがある。法解釈学は古代ローマで成立して以来現代まで法学の中心的位置を占めているが,時代の変遷によって力点の変化がみられる。自由法論以後の法解釈学は人間や社会に関する経験科学的認識を取入れた応用科学としての性格を強めている。第2次世界大戦後の日本の法学界における「法解釈学論争」では,法解釈学の実践的性格が強調された。法解釈学は,その対象となる実定法の分野によって,憲法学行政法学,刑法学,民法学,商法学,労働法学,国際法学,国際私法学などに分れる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ほうかいしゃく‐がく〔ハフカイシヤク‐〕【法解釈学】
実定法の意味をその適用にかなうように論理的、体系的に解き明かす学問解釈法学

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ほうかいしゃくがく【法解釈学】
実定法の規範的意味内容を体系的に解明することによって,裁判をはじめとする法的実践に奉仕するという目的をもつ実用法学のこと。通常,法学といえば,この法解釈学をさすことが多い。これは,古代ローマ以来の長い伝統をもつ法解釈学が,法哲学を除けば,だいたい19世紀までは,法に関する唯一の専門的な学問であっただけでなく,現代でも,法を研究対象とするもろもろの学問の中心にを占めていることによるところが大きい。法学は,今日では,医学における基礎部門と臨床部門との区分にならって,法哲学法史学(法制史),法社会学などの基礎(理論)法学と,実用法学とに分けられており,解釈法学,実定法学ともよばれる法解釈学は,法政策学ないし立法学と並んで,実用法学の一分野として位置づけられている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ほうかいしゃくがく【法解釈学】
具体的適用のため、実定法の意味内容を体系的に明らかにする学問。解釈法学。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

法解釈学
ほうかいしゃくがく
JurisprudenzRechtsdogmatikドイツ語
実定法の解釈を任務とする法学の一分科。実定法の原則を体系化し、そこからさまざまな法律問題について正しい解釈をみいだして法実務を指導、批判しようとする学問分野である。その方法をめぐってはさまざまな学派の主張があり、その学問的性格を否定する批判者もある。日本でも宮沢俊義(としよし)、来栖(くるす)三郎、川島武宜(たけよし)、長谷川正安(まさやす)などが「法解釈学の客観性」に疑問を提起して、論争が行われた。[長尾龍一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ほう‐かいしゃくがく ハフ‥【法解釈学】
〘名〙 実定法の意味・内容を解釈し、体系的に研究する学問。解釈法学。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

法解釈学」の用語解説はコトバンクが提供しています。

法解釈学の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation