●洋銀【ようぎん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
洋銀
ようぎん
German silver
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
よう‐ぎん〔ヤウ‐〕【洋銀】
2 江戸末期から明治初期にかけて日本に移入された外国の銀貨。
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
ようぎん【洋銀 nickel silver】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
ようぎん【洋銀】
[日本]
幕末・維新期に日本に流入した外国貨幣。1858年(安政5)6月日米修好通商条約が調印され,ついで日蘭,日露,日英,日仏との各条約も結ばれ,日本の商品を外国貨幣で購入することを認めたので,翌年5月の開港を契機として洋銀が流入した。その大部分はメキシコ・ドルであったが,イギリス,アメリカ,フランスなどの諸外国の洋銀も含まれていた。当時,内外金銀比価は著しく不均衡で,日本では銀貨に比べて金貨の価値が低く評価されていたので,これに着目した外国商人は洋銀を持ち込んで日本の一分銀に替え,これを小判,一分金と交換して海外に輸出し莫大な利益を上げた。
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
精選版 日本国語大辞典
よう‐ぎん ヤウ‥【洋銀】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
化学辞典 第2版
洋銀
ヨウギン
German silver, nickel silver
洋白ともいう.Cu 52~80質量%,Ni 5~35質量%,Zn 10~35質量% よりなるCu-Ni-Zn三元合金.その光沢は銀に似て,昔から装飾用,食器,楽器,そのほか銀の代用として利用されてきた.一方,ばね特性および耐食性にすぐれ,ばね,化学機械用材料として工業的に広く用いられている.この合金はまた,電気抵抗が高く,耐熱,耐食性がよいので,一般電気抵抗体として利用される.しかし,抵抗の温度係数が高いので,精密抵抗器用としては向かない.主として加工材に製造され,鍛造,圧延,焼なましにより,線材,板材に加工し,上記の使用に供されている.鋳物としては,耐食性と装飾の面から,バルブ,コック,光学機器部品,装飾品,楽器などがある.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)
Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
旺文社世界史事典 三訂版
洋銀
ようぎん
出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「洋銀」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●洋銀の関連情報
関連キーワード
| キュプロニッケル|