●洞察【ドウサツ】
デジタル大辞泉
どう‐さつ【洞察】
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世界大百科事典 第2版
どうさつ【洞察 insight】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
洞察
どうさつ
insight 英語
Einsicht ドイツ語
主として問題解決problem solvingの場面で解決の鍵(かぎ)となる行動を、人および動物が見通すことを意味する。その結果、外見的には突然新しい行動の方向が生じ、解決がなされるようにみえる。ドイツの心理学者ケーラーのチンパンジーの回(まわ)り路(みち)実験では、たとえば柵に遮断されて、手を伸ばしても直接バナナをとれない場合、動物が、檻(おり)の中に置かれた棒に気づいてこれをとり、柵の間からバナナをかき寄せることに成功した。バナナをとった経験と棒を握った経験とを適切に結び付けることが解決の鍵で、洞察は経験の再構成reconstruction、構造転換restructureなどがポイントになる。洞察を含む学習を洞察学習insight learningといっている。一方、アメリカの心理学者ソーンダイクの問題箱の実験では、ネコが試みと仕損じを繰り返して、外見上、偶然に箱の外に出てくる経過が報告されている。これを試行錯誤学習trial and error learningという。この区別は記述的なもので、問題場面の構造、難易度によって、学習行動にいずれかが際だって認められる。
[小川 隆]
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精選版 日本国語大辞典
どう‐さつ【洞察】
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
洞察
どうさつ
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