●津軽塗【つがるぬり】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
津軽塗
つがるぬり
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デジタル大辞泉
つがる‐ぬり【津軽塗】
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世界大百科事典 第2版
つがるぬり【津軽塗】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
津軽塗
つがるぬり
青森県弘前(ひろさき)市を中心に生産される変塗りの漆器。江戸前期の寛文(かんぶん)年間(1661~73)に津軽藩が若狭(わかさ)国(福井県)の塗師(ぬし)池田源兵衛を召し抱えたことから始まり、その後を継いだ子の源太郎がさらにその基礎を固めた。非常に堅固な塗り物であるため、別名「馬鹿(ばか)塗」の名でも親しまれている。製品は座卓、重箱、盆、椀(わん)、箸(はし)、茶道具など生活用具が主体で、素地(きじ)には県特産のヒバ材が用いられる。素地に生漆(きうるし)を塗って下地とし、さらに地(じ)の粉(こ)・米糊(こめのり)・砥(と)の粉と生漆を混ぜたものを繰り返し塗り重ねる本堅地造(ほんかたじづくり)の製法が行われる。1975年(昭和50)伝統的工芸品産業振興法の認定を受けて以来、地方産業振興の一翼を担っているが、基本となる認定技法の上(うわ)塗りは、古技法とよばれる唐塗(からぬり)のほかに、七々子(ななこ)塗、紋紗(もんしゃ)塗、錦(にしき)塗の四技法が用いられており、いずれも凹凸をつけた下地に彩(いろ)漆を塗り重ね、地元産の大清石砥石で研ぎ出して文様を表すものである。
[郷家忠臣]
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事典 日本の地域ブランド・名産品
津軽塗[漆工]
つがるぬり
現在の弘前市を中心に津軽地方で製作されてきた漆器。江戸時代初期、4代津軽藩主・津軽信政に召し抱えられた塗師・池田源兵衛が創始者と伝えられている。丈夫さと多彩な技法が特色。明治時代初頭、藩政期の伝統技術の蓄積を土台に産業として発展した。その後も時代のニーズにあわせながら創意工夫を凝らして技術を磨き、今日の津軽塗が築きあげられてきた。その堅牢さと優美さが高く評価される。青森県伝統工芸品。1975(昭和50)年5月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。
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事典・日本の観光資源
津軽塗
「あおもり魅力百選」指定の観光名所。
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精選版 日本国語大辞典
つがる‐ぬり【津軽塗】
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