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洪積台地【こうせきだいち】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

洪積台地
こうせきだいち
diluvial upland
洪積層から成る平坦な堆積面が開析されて台地化したもの。河川,海成,火砕流堆積物などから成り,現河床からの比高は大部分のものが 100mをこえない。関東平野をはじめ多くの堆積平野のなかに広く発達している。河川堆積物から成るものはかつての扇状地で,荒い礫層から構成されている。牧之原三方原武蔵野台地などがその例。海成堆積物から成るものは三角州,浅海堆積台が離水,開析されたもので,下末吉台地,下総台地,熱田台地などがあげられ,おもに砂層から成る。火砕流堆積物から成るものはカルデラ形成に伴って大量に噴出した軽石とその細粉から成り,姶良十和田,支笏,屈斜路などのカルデラ周辺に存在する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

こうせき‐だいち【洪積台地】
更新世の堆積(たいせき)物からなる台地。三角州扇状地海岸平野などが隆起したもの。武蔵野台地・三方ヶ原(みかたがはら)など。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

こうせきだいち【洪積台地 diluvial upland】
洪積世(200万年前から1万年前までで,更新世ともいう)の間に形成された台地。一般に台地は大陸台地をさし,中・古生層あるいはそれ以前の古期の地層から成るが,これに対し洪積台地は洪積層れき),砂,粘土などの堆積層から成る。また大陸台地の平たん面は削剝された結果生じた浸食面であるが,洪積台地の平たん面は堆積層の表面である。洪積台地に対し相対的に低位にあり,より新期に形成された台地を沖積台地と呼ぶが,これは沖積世(1万年前より現在までで,完新世ともいう)の間に形成された低い台地を意味しており,洪積台地,沖積台地は日本で便宜的に使用されている時代区分的術語である。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

こうせきだいち【洪積台地】
更新世の堆積物から成る小規模な台地。武蔵野台地・下総台地・三方ヶ原など。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

洪積台地
こうせきだいち
更新統(新生代更新世に形成された、火山堆積(たいせき)物を含む地層)で構成されているか、あるいは、更新統の表層で覆われ完新統からなる地形面よりも高位置にある平坦(へいたん)状地形をいう。日本では隆起した扇状地、三角州、海岸平野などを洪積台地とよぶ場合が多い。関東地方の常総(じょうそう)、武蔵野(むさしの)、相模野(さがみの)(相模原)、那須(なす)野原の諸台地、根釧(こんせん)台地(北海道)、三本木原台地(青森県)、東海地方の牧ノ原、盤田(いわた)原、三方(みかた)原、高師(たかし)原、各務(かかみ)ヶ原、天伯(てんぱく)などの諸台地、シラス台地(九州)などが知られている。しかし諸外国における台地の定義は、高い標高にある平坦状の地表面が広範囲に広がっている地形を意味し、その構成岩石や地層も新生代第三紀以前に形成されている。マト・グロッソ(ブラジル)、アレゲニ(アメリカ)、ローレンシア(カナダ)、アハガル(アルジェリア)、中央シベリア(ロシア)などの諸台地はその例である。
 かつて使用されていた新生代の洪積世、沖積世の呼称が更新世、完新世にとってかえられた現在、この用語の国際的使用、教育上の視点から、日本独特の洪積台地の用語の再検討が望まれる。[有井琢磨]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こうせき‐だいち【洪積台地】
〘名〙 洪積層から成る台地。洪積世(更新世)以後の低地の隆起によってできたもので、多くは沖積平野と山地の間にあり、河岸、海岸の段丘を形成する。武蔵野、相模野のほか三方(みかた)原、三本木原、根釧(こんせん)などの台地がこれにあたる。洪積層台地。

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