●活動電位【かつどうでんい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
活動電位
かつどうでんい
action potential
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デジタル大辞泉
かつどう‐でんい〔クワツドウデンヰ〕【活動電位】
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栄養・生化学辞典
活動電位
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世界大百科事典 第2版
かつどうでんい【活動電位 action potential】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
活動電位
かつどうでんい
action potential
神経や筋肉などの興奮性細胞が興奮時に示す一時的な膜電位変化をいい、動作電位ともよぶ。その変化の結果流れる微弱な電流を活動電流という。また、活動電位が急激に変化する部分はスパイク電位とよばれる。活動電位のもっとも典型的なものは、神経繊維にみられる神経衝撃nerve impulseで、「全か無かの法則」に従い、伝導性をもつ。細胞の内部は、K+が多くNa+が少ない。静止状態では、膜は、K+の透過性が比較的高く、細胞内の電位は、外部に対してマイナスに保たれている(静止電位)。刺激などにより膜電位が変化すると、膜の電位依存性Na+チャンネルが開き、Na+の濃度勾配に応じて細胞内部がプラスの電位を示すようになる。遅れてK+チャンネルが開き、Na+チャンネルが閉じて、膜電位は速やかにマイナス電位に戻る。これが活動電位である。Na+チャンネルは2000ほどのアミノ酸が連なったα(アルファ)サブユニットといわれる部分と、その7分の1程度の小さなβ(ベータ)サブユニットが二つ集まった巨大分子である。αサブユニットは、膜を通過するセグメントといわれる部分を6個もったかたまり(ドメイン)が4個集まって、イオンが膜を通過する孔(ポア)を構成している。節足動物の筋肉などでは、カルシウムイオン(Ca2+)に対する透過性の増大により発生する活動電位が知られ、カルシウムスパイクとよばれる。また、活動電位は動物だけでなく、オジギソウやモウセンゴケなど、ある種の植物にもみられる。
[村上 彰]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典
かつどう‐でんい クヮツドウデンヰ【活動電位】
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