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活性中心【かっせいちゅうしん】

大辞林 第三版

かっせいちゅうしん【活性中心】
固体触媒の表面にあって、反応物質が触媒作用を受ける特定の部位。また、酵素分子中にあって、基質が結合して触媒作用を受ける特定の部位は活性部位ともいう。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

活性中心
 活性部位ともいう.酵素基質が特異的に結合して触媒反応が起こる酵素の部位.活性中心は,酵素が基質と結合する部位(基質結合部位)と化学反応触媒する触媒部位に分けることがある.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

かっせいちゅうしん【活性中心 active center】
不均一系触媒反応で固体触媒の働きを説明するために,1925年イギリスのテーラーH.S.Taylorは,触媒表面の特別な部分,たとえば原子配列の不規則な部分などが,反応分子を吸着し反応をひき起こす活性点として働くと考え,これを活性中心と呼んだ。この考えは触媒の被毒焼結による触媒活性低下などを説明できるので,よく用いられている。しかし,一般に固体触媒の働きはかなり複雑で,触媒表面が一様に働くと考えられる場合があり,また活性中心の構造が明らかでない場合も多い。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

化学辞典 第2版

活性中心
カッセイチュウシン
active center

固体触媒の表面にあって触媒作用をもつ特定の場所をいう.1925年,H.S. Taylorによって提唱された基本的概念である.触媒作用は,それまで毛管凝縮などによる反応分子の表面濃度の増大にもとづいて,反応を促進させるものと考えられていたが,この説により,表面上で結合の不飽和度の高い原子などの上に反応分子が吸着し,反応が進行するとされた.この考えは,表面の小部分を覆う程度の微量の毒物分子(触媒毒)の結合によって触媒作用が失われる場合があること,触媒作用が表面構造に敏感であり,加熱などの処理によりいちじるしく活性が変化することや,吸着量が増すにつれて,吸着熱が急激に減少する事実から支持された.この活性中心の考えはA.A. Balandinによる多重子説や,O. Beeckらを中心とした格子面活性説と対照的である.活性中心説はA. Smekalによる格子欠陥活性,G.M. Schwabによる界線活性の考えに発展した.活性点となる部分の構造は,反応分子の吸着や反応に適合することからみて,反応によって異なると考えられ,現在では,空格子点,格子間原子などの点欠陥や転位の末端,表面のステップやキンクが反応によって活性中心となるとみられ,触媒活性との定量的関係が研究されている.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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