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活性酸素【かっせいさんそ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

活性酸素
かっせいさんそ
active oxygen
反応性の高い,酸素を含む分子,ラジカル (→遊離基 ) ,原子一重項酸素 ( 1O2 ) の総称。酸素分子は室温では比較的安定であるが,その誘導体であるスーパーオキシドアニオン ( O2- ) ,過酸化水素 ( H2O2 ) ,OHラジカル,HO2 ラジカル,オゾン ( O3 ) ,酸素原子 ( O ) などはきわめて反応性が高い。特にスーパーオキシドアニオンや過酸化水素は,生体の酸素障害の原因物質であり,癌,炎症,老化などに関係しているといわれる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

かっせい‐さんそ〔クワツセイ‐〕【活性酸素】
化学反応が起こりやすくなった酸素一重項酸素過酸化水素スーパーオキサイドアニオンヒドロキシルラジカルなど。体内で過度に発生すると、脂質たんぱく質DNAなどに影響し、老化促進などの原因になるといわれる。また、その強い酸化力を、消毒除菌浄水脱臭、大気浄化などに利用する。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

活性酸素
 活性酸素種ともいう.一重項(状態の)酸素(1O2),ヒドロキシラジカル(・OH),スーパーオキシドアニオン(O2),ペルオキシル(RO2・),アルコキシル(RO・),ヒドロペルオキシル(HO2・),過酸化水素(H2O2),次亜塩素酸(HOCl),オゾン(O3),ペルオキシ硝酸(ONOO)などを総称していう.これらはいずれも反応性に富み,種々の分子と反応して過酸化などを起こす.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

かっせいさんそ【活性酸素】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

かっせいさんそ【活性酸素】
原子状態の酸素や電子状態が不安定な酸素分子。生体内では白血球の殺菌作用など多くの生理現象に関与する。細胞を直接的あるいは間接的に傷つけ、老化の一因をつくる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

活性酸素
かっせいさんそ
active oxygen
普通の酸素に比べ著しく反応性が増した酸素をいう。その原因は、原子状態の酸素または励起状態の酸素分子の生成によるものとされる。発生期(機)状態の酸素といわれるものもこの活性酸素のことである。酸素気体を低圧下で放電したとき、または紫外線を照射したとき酸素原子を生じるという。あるいは触媒として用いられる金属などに吸着された酸素が活性酸素を生じる。また生体内での酵素オキシゲナーゼの作用で活性酸素を生じ、過酸化物を生じるために毒性を示すものとされている。オゾンや過酸化水素ができる反応には原子状の酸素が関係している。活性窒素と反応して酸化窒素をつくる。[守永健一・中原勝儼]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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化学辞典 第2版

活性酸素
カッセイサンソ
reactive oxygen

反応性に富む酸素をさし,これを含む分子を活性酸素種(reactive oxygen species:ROS)という.超酸化物過酸化水素,ヒドロキシルラジカルなどが活性酸素種の典型である.組織障害性が強く,一般に生体にとっては有害であるが,局所に活性酸素種が生成され利用されている.たとえば,マクロファージは酵素的に活性酸素種をつくりだし,どん食した細菌などを殺菌している.過剰の活性酸素種は,カタラーゼペルオキシダーゼスーペルオキシドディスムターゼ(SOD)などの酵素によりすみやかに分解される.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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