@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

流通費用【りゅうつうひよう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

流通費用
りゅうつうひよう
costs of circulation; Zirkulationskosten
マルクス経済学の用語の一つで,生産された商品生産者の手から離れ,消費者の手に渡るまでにかかった費用。すなわち商品の流通過程で生じた費用。次の2つが含まれる。 (1) 売買に直接結びついたもので,商品の価値を実現するためにのみ生じる費用。これは商品を貨幣に,貨幣を商品にというように,その形態転化に必要な費用であって,売買の促進,流通期間の短縮のために必要ではあるが,新しい価値を生み出さない空費である。いわゆる純粋流通費用がこれであり,売買時間,簿記,貨幣の3費用が含まれる。 (2) 商品の包装,保管,運輸などに結びついた費用。これは一見流通過程から生じるようにみえるが,実際は流通過程に延長された生産過程から生じる費用で,純粋な流通費用とは異なり商品価値の追加とみなされる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

流通費用
りゅうつうひよう
distribution costs
商品の流通に要するいっさいの費用。配給費用ともいう。計算的には、消費者価格と生産者価格の差としてとらえられるが、内容的には、売買費用、保管費用、運送費用、流通業者の利益などから構成される。売買費用は、売買機能に直接関連する費用であり、広告宣伝費・販売促進費・通信費・交通費・事務費のような売買経費、販売員給料のような売買人件費などからなる。保管費用は、商品の時間的効用を増大させるための費用であり、倉庫・容器・施設など保管手段に要する物件費、保管に関する労働のための人件費などからなる。運送費用は、商品の場所的(空間的)効用を増大させるための費用であり、車両・船舶など運送手段に要する物件費、運送に関する労働のための人件費などからなる。近時、物価上昇や流通革命に関連して、流通費用の低減が課題となり、大規模店、コンテナ輸送などの合理化が図られている。[森本三男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

流通費用」の用語解説はコトバンクが提供しています。

流通費用の関連情報

他サービスで検索

「流通費用」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation