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浴室【ヨクシツ】

デジタル大辞泉

よく‐しつ【浴室】
ふろば。湯殿(ゆどの)。バスルーム

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

よくしつ【浴室】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

よくしつ【浴室】
風呂場。湯殿。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

家とインテリアの用語がわかる辞典

よくしつ【浴室】
入浴のための部屋。一般に浴槽洗い場シャワーなどを備える。ホテルなどでは浴槽が洗い場を兼ね、洗面台洋式便器を一室に収めた洋式のものもある。◇「風呂場」ともいう。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)

浴室
よくしつ
入浴に使われる室。浴槽のある部屋の意。風呂場(ふろば)、湯殿(ゆどの)などともいう。[中村 仁]

歴史


外国
地中海や西アジア地域では早くから、高温加熱した石などに、容器に入れた水をかけて発生させた蒸湿気を非通気施設内に充満させて入浴する方法が発達し、高・中温の2種類の暖湿気浴室、蒸気浴室、脱衣場を基本セットとする入浴施設が考案された。ローマ帝国は、この入浴方法を洗練させ、各地の都市に基本セットに冷水浴を加えた共同浴場を建設した。カラカラ浴場は、その最大規模のものとして有名である。暖室、冷水浴場、温室など各種浴室をはじめ、大ホールや中庭を中心に、高さ10メートルを超す天井に華麗なドームをもつ部屋が60余室、競技場や競泳場などを備えていた。
 中世ヨーロッパでは入浴を異教的とみなしたため、バスタブでの洗身が一般的となったが、19世紀初め以降、イギリスを中心にシャワーが普及し、のちに浴室をもつ家庭にも併用されるようになった。
 このような経緯を経た洋風浴室では、浴槽の中で身体を洗い、シャワーで洗い流して、湯は入浴ごとに捨てる。通常、洋風便器、洗面器、ビデなども併置され、便所、洗面所としても使用される。洋風浴室は給湯設備の存在を前提としている。[中村 仁]
日本
日本でも古くは、蒸気浴が有力であり、大寺院には専用施設が設けられたり、大広間にあつらえた小室の下に風炉(ふろ)、大釜(おおがま)を据え、発生蒸気を小室内に導いて入浴したりということが行われた。16世紀末になると共同浴場が本格化し、17世紀前半には湯女(ゆな)のいる湯屋(現在の銭湯)なども出現したが、一般庶民は、浴室を設けず冷水(のちに温水)洗身する、つまり行水がせいぜいだった。そのころ、貴族や武家は家族用の小浴室を所持していたが、土間の一隅に人が1人入れる程度の桶(おけ)にかまどを造り付けただけのもので、火を扱う危険性と高価な燃料への対応が不備であったため、めったなことでは利用されなかった。しかし、このような浴室は、「五右衛門風呂(ごえもんぶろ)」として昭和の時代に入っても長く愛用される。第一次世界大戦前後に、浴室をタイル張りで装うことが民間でも行われるようになった。第二次世界大戦後、アメリカで開発されたユニットバスも導入されたが、浴槽と洗い場からなる和風の浴室は現代でも多くの人々に支持されている。[中村 仁]

現代の浴室

浴室は、給水、排水、給湯、ガスなどの設備や配管が集中するところなので、台所や便所と同様、建築費がかさむ。したがって、給排水設備の必要な他の部分との結び付きをよくする必要がある。また、台所やユーティリティなどを隣設するなど主婦の働きやすさを十分考慮に入れる必要がある。
 浴室の広さは、浴槽の大きさや中に備えてある他の設備にもよるが、和風で1.7メートル×1.3メートル、洋風で1.7メートル×2.3メートル程度の内法(うちのり)のものが標準である。昭和40年代ぐらいまでは、浴槽の湯を直接暖める風呂釜形式が主流だったが、その後、住宅などではガスなどによる給湯機(瞬間型、貯湯型)を備えた給湯方式が急速に普及し、浴室の狭さがいくぶん改善されることになる。浴室に付属して脱衣室を設けるが、ここに洗面台を備え、洗面所を兼用するのが一般的である。
 浴室は、多量の湯や水を使い、湯気がたつので、仕上げ材や仕上げ方法への配慮とともに、換気を十分に行うことがたいせつである。新鮮な空気の取り入れ口と排気口のほか、つねに開放しておけるよろい戸や格子付きの換気口、あるいは無双窓を設けるのが望ましい。骨組が木造の場合は、仕上げ材にとくに留意する必要がある。少なくとも壁の外面は乾燥しやすい材料を用い、外壁もモルタル塗りなどを避ける。もっとも合理的なのは、骨組にコンクリートやブロックなどの無機質材料を選ぶことである。
 浴室の床は、排水をよくし、下地の防腐処理を入念に行い、掃除しやすい仕上げ材を選ぶ。人造石研出(とぎだ)し、テラゾーterrazzo(大理石の砕石をセメントに混ぜて塗り固め、表面を研磨して光沢を出したもの)、モザイク・タイル張りなどが一般的だが、和風の浴室では洗い場の冷えを防ぐため、簀子(すのこ)やビニルマットをはめ込んだり敷いたりするとよい。壁は、床上1.2メートルぐらいまで床と同じ耐水性にする必要がある。とくに2階以上の浴室の床と腰壁は、アスファルト防水層を入念に施工しないと漏水する危険性が高い。
 天井は、ビニル板にポリウレタンを加工したものやヒノキ縁甲板を張るか、油性ペイントのスチップル仕上げ(ローラーで表面をざらざらに仕上げる)を施すのがよい。これを換気口のほうに勾配(こうばい)をとって張ると、結露した水滴が下に落ちるのを防ぐことができる。浴室の入口の敷居も腐りやすい箇所の一つなので、タイルや人造石研出しなど腐らない材料を選んで用いたほうがよい。[中村 仁]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

よく‐しつ【浴室】
〘名〙 ふろば。ゆどの。禅門では七堂伽藍(がらん)の一つで、山門に向かって右にあり、跋陀婆羅(賢護)の像を安置する。僧堂・西浄(便所)とともに三黙堂の一つ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※太平記(14C後)一三「華清宮の温泉に准へて、浴室(ヨクシツ)の宴を勧め申て」 〔列子‐説符〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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