●海兵隊【かいへいたい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
海兵隊
かいへいたい
marine
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デジタル大辞泉
かいへい‐たい【海兵隊】
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世界大百科事典 第2版
かいへいたい【海兵隊 marines】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
海兵隊
かいへいたい
Marine(s)
上陸作戦を主任務とする軍種。もっとも強力なのがアメリカの海兵隊U. S. Marine Corpsである。アメリカでは海軍と並んで海軍省の構成部隊となっており、兵力は約17万人。3個海兵師団、3個海兵航空団が、海軍の揚陸作戦部隊と協同して国外への兵力投入態勢をとっている。このうち第3海兵師団と第1海兵航空団は沖縄と岩国(山口県)に駐留している。また常時海上に配備されている部隊があり、西太平洋、インド洋では第7艦隊、地中海では第6艦隊の両用戦艦艇に乗艦している。
イギリスの海兵隊は17世紀以来のもので、長い伝統をもっている。兵力は約7000人。アルゼンチンとのフォークランド紛争(1982)でも上陸作戦を実施した。植民地の警備にあたっている部隊もある。
アメリカは、このイギリスの経験に学んで海兵隊を編成し、18世紀末以降、遠征作戦を実施してきたわけで、第二次世界大戦では最大47万人の兵力をもって、南太平洋から硫黄(いおう)島、沖縄に至る上陸作戦の主力となった。第二次大戦後では朝鮮戦争における仁川(じんせん)上陸(1950年9月15日)、ベトナム戦争におけるダナン上陸(1965年3月7日)がおもな作戦である。イラン革命によって生じたアメリカ大使館員人質の救出作戦(1980年4月24日、失敗)などにも参加している。また海兵隊には在外公館の警備や海軍の艦内警備の任務も与えられている。
ロシア海軍も海兵隊に相当する海軍歩兵をもっている。旧ソ連では1万8000人が、4個の艦隊司令官の指揮下に連隊編成をとって置かれていた。しかし旧ソ連はアメリカのような大規模な強襲上陸作戦を実施した経験がなく、海軍歩兵は地上軍の主作戦に連携して沿岸地域に対する上陸作戦の第一波として行動するものであった。現在のロシアでは2分の1以下に縮小されている。
このほかにフランス、オランダ、トルコ、スペイン、イラン、南アフリカ、韓国、アルゼンチン、ブラジルなどの諸国も海兵隊を保有している。
[藤井治夫]
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精選版 日本国語大辞典
かいへい‐たい【海兵隊】
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