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海坊主【うみぼうず】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

海坊主
うみぼうず
海の妖怪の一つ。入道,海法師ともいう。大入道の姿で現れ,見上げるようにするとますます大きくなるが,見下すようにすると消えるという。船幽霊などと同じく,しけのときなどに現れることが多く,海で死んだ人の亡霊のようにもいわれている。海坊主が女に化ける話もあり,愛媛県越智郡大島では海坊主が河童のように相撲を挑むという話を伝えている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

うみ‐ぼうず〔‐バウズ〕【海坊主】
船乗りや漁師の間に伝わる、海上に現れるという坊主姿の大きな化け物。
アオウミガメ別名

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

海坊主 うみぼうず
海上にあらわれる妖怪(ようかい)。
伝承上二つに大別される。一つは人間の顔をして頭に毛がなく,体はスッポンというもの。おおきいものは1.5-1.8mある。もう一つは波間から人間の頭を五つか六つあわせたくらいのくろい入道頭を浮かばせ,くちばしがながく,口の幅は60cmもあるというもの。トドイルカ,入道雲などに由来するとみられる。

出典:講談社
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

デジタル大辞泉プラス

海坊主
日本の妖怪。海に棲む坊主頭巨人で、を襲うとされる。「海小僧」「海法師」「海入道」などともいわれ、全国各地の沿岸部に伝承がある。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

うみぼうず【海坊主】
海上や海浜に出没するとされる妖怪の一種船幽霊とともに海の怪異主役をなす。近世随筆である《斎諧俗談》や《甲子夜話》などに多くの事例が記録されており,今日でも海民の間に伝承されている。その姿は,身はスッポンだが人間の顔をしており,頭に毛がないとか,半身海上に現して立って行くという。美しい女に化けて,泳ぎくらべをしようと挑んでくるともいい,概して形の大坊主姿のものが多い。〈エナガ(柄杓)を貸せ〉といって船に近づき,それで海水を船中にくみ込んで沈めるのだという。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

うみぼうず【海坊主】
海浜や船の前後に現れるという裸で目の大きな坊主頭の妖怪。
アオウミガメの異名。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

海坊主
うみぼうず
海上に現れたという妖怪(ようかい)。『斉諧俗談(せいかいぞくだん)』によると、西海の大洋に現れ、体はスッポンで、人の顔をしている。頭には毛がなく、大きなものは5、6尺(約1.5~1.8メートル)ある。漁師がこれに会うと漁がない。たまたまつかまえて殺そうとすると、涙を流して救いを求めるようにみえるというから、カメの姿を誤認したもののようである。『奇異雑談集』の話では、舟から3、4間(約5~7メートル)先に黒い入道頭が浮かび出て、波の間に見え隠れする。大きさは人の頭を五つ六つあわせたくらいで、目は光り嘴(くちばし)が長くて鳥のようで、口の大きさは2尺(約60センチメートル)ほどもあるという。海坊主をタコの姿に見立てたり、魚の化けたものだという説もあって、ボラが変じてトドとなり、トドがまた変じて海坊主になるなどともいう。『天地或問珍(てんちわくもんちん)』には海小僧という妖怪をあげ、形は小児で海上を歩くことがあり、足が速い。竜宮(りゅうぐう)の人だといい、これが海上に出ると、かならず近いうちに大風が吹くという。想像力によってさまざまな姿が考えられているが、本来は海神であって、その信仰が衰えるとともに、恐ろしさばかりが強調されて妖怪化したものである。[井之口章次]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

うみ‐ぼうず ‥バウズ【海坊主】
〘名〙
① 海上に現われるという、頭の丸い、大きなばけもの。〔随筆・斎諧俗談(1758)〕
② 海産の大ガメ。うみがめ。〔物類称呼(1775)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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