●液化【えきか】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
液化
えきか
liquefaction
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デジタル大辞泉
えき‐か〔‐クワ〕【液化】
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世界大百科事典 第2版
えきか【液化 liquefaction】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
液化
えきか
liquefaction
気体が凝縮して液体になることをいう。また固体が溶けて液体になることをもいうことがあるが、これは融解ということのほうが多い。通常は前者をさす。また、室温付近で凝縮して液体になる場合(たとえば水蒸気の凝縮)よりは、加圧により気体が液体になる場合をさすことが多い。一般に、どんな気体でも、その気体に特有の臨界温度以下に冷却してから加圧すれば液化できる。たとえば、プロパンは臨界温度が96.8℃であるから、室温でも圧縮すれば液化する。しかし、酸素や窒素は臨界温度がそれぞれ零下118℃、零下147℃であるから、常温でいくら圧縮しても液化しない。このような気体を永久気体とよんだことがある。臨界温度以下に冷却するには、ジュール‐トムソン効果(ジュールの実験)や断熱膨張などを利用する。液化した気体は容積が小さく、また低温であることが多いので、輸送や保存あるいは低温用冷却剤として便利である。保存用としては、プロパン、ブタンなどがあり、低温用冷却剤としては、液体空気(沸点零下約190℃)、液体水素(沸点零下約252℃)、液体ヘリウム(沸点零下268℃)などがある。液体ヘリウムは、超伝導磁石、ジョセフソン素子(大型計算機用素子として注目されている)の動作に欠かせない冷媒である。
[戸田源治郎・中原勝儼]
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精選版 日本国語大辞典
えき‐か ‥クヮ【液化】
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化学辞典 第2版
液化
エキカ
liquefaction
通常,気体が液体に変化することをいうが,固体が液体になることをいう場合もある.気体は冷却または加圧により液化するが,加圧のみによって液化するには,その温度が臨界温度以下でなければならない.この温度以上では加圧しても液化は起こらない.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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