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淋疾【りんしつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

淋疾
りんしつ
gonorrhea
淋菌の感染による性感染症淋病ともいう。おもなものは男性の尿道炎,女性の頸管炎で,ほかに淋菌性の関節炎結膜炎,副睾丸炎卵管炎,外陰腟炎などもある。感染後 24時間から 5日目ぐらいまでに症状が表れる。男性は尿道から,女性はから黄色膿が出る。性風俗の変化により,咽頭炎や直腸炎を起こすこともある。治療にはペニシリンをはじめ,各種抗生物質が効果的である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

りんしつ【淋疾】

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大辞林 第三版

りんしつ【淋疾】

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

淋疾
りんしつ
gonorrhea
淋病ともいい、淋菌の感染によっておこる疾患の総称で、性病の一種である。大多数は保菌者との性交により感染するが、まれに性交以外の間接的感染もありうる。男性では菌性尿道炎が代表的で、まれに精巣上体炎、前立腺(ぜんりつせん)炎などを併発する。女性では子宮頸管(けいかん)炎、腟(ちつ)炎、尿道炎としておこり、ときに卵管炎、直腸肛門(こうもん)炎などを合併する。近年、関節炎や結膜炎はまれとなったが、異常性交による直腸肛門炎、咽頭(いんとう)炎は増加している。
 男性の淋疾は、ほとんどすべて女性保菌者との性交により感染する。1週間前後の潜伏期の後、尿道のかゆみ、熱感、排尿痛、外尿道口からの排膿(はいのう)などの症状を呈するが、非淋菌性尿道炎でも同様の症状がみられるので、症状だけで淋疾か否かの判断はできない。
 女性の淋疾も、大部分が男性保菌者との性交により感染するが、女児などでは風呂場(ふろば)などで間接的に感染する場合もある。症状は、おりもの(こしけ)の増加、下腹部痛、排尿痛などであるが、半数以上は無症状で、罹患(りかん)したことに気づかない場合も多い。直腸肛門炎を併発すると、肛門周囲や排便時の痛みのほか、肛門周囲からの排膿などが認められる。
 診断は、男性では尿道分泌物、女性では腟分泌物や尿道分泌物、その他罹患したと思われる部位から得られた分泌物の顕微鏡検査、または培養によって淋菌を証明することによる。治療は、おもにペニシリン系などの抗生物質による化学療法で比較的容易に治癒するが、十分な治療を行い完全に治癒したことを確認することが重要である。また患者自身だけでなく、性交相手も同時に治療する必要がある。なお、膿汁に触れた手指をよく消毒することもたいせつであるが、淋菌は熱と乾燥に弱いため、膿汁の付着した下着などは熱湯に浸したのちに洗濯して乾燥させるだけで感染の危険はなくなる。男性では治療後、菌交代現象によって淋菌以外の細菌による尿道炎が持続したり、後年になって尿道狭窄(きょうさく)をきたすことがある。
 なお、淋菌Neisseria gonorrhoeae (Zopf) Trevisanは、ナイセリア科のナイセリア属の細菌で、ドイツの皮膚科学者で細菌学者でもあるナイセルAlbert Neisser(1855―1916)によって発見、1879年に発表された淋疾の病原菌である。グラム陰性菌。腎臓(じんぞう)形の対をなす双球菌で、白血球に取り込まれていることが多い。大きさは0.6×1.0マイクロメートルで、ほぼ一定であるが、培養菌の大きさは大小さまざまである。栄養要求が厳しくて普通寒天には発育せず、血液寒天やチョコレート寒天などを温めて使用する。抵抗性が弱く、室内に置くと速やかに死滅するので、検体はできるだけ速やかに培養しなければならない。[河田幸道]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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デジタル大辞泉

りん‐しつ【×淋疾/×痳疾】
淋病(りんびょう)」に同じ。

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