@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

淘汰【とうた】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

淘汰
とうた
selection
生物学用語。ある生物集団において,不適当な個体が排除され,特定の形質をもつ生存力の大きい適者が生残って繁殖する現象,またはそのような操作をさす。選択ともいう。人為淘汰自然淘汰に分けられる。人為は,育種において,種々の系統の混った集団のなかから優良な個体を選抜し,新しい品種を育成する手段として用いられてきた。自然淘汰は C.ダーウィンが進化の要因として重要視したことから,生物界の重要な問題として取上げられるようになった。ダーウィンは自然淘汰によって,その環境に少しでもより適応したものが生残り,微小変異が積重なって新しい形質が生じ,さらにこれらが集積すると新しい種が生じると考えた。雄と雌とが形態や色彩が著しく異なるのも,このような分化が行われたものと考え,これを性淘汰と呼んでいる。ネオダーウィニズムの典型的な主張においては,種や品種の変化は,必ず,いかに小さいにせよ淘汰での有利・不利の差により導かれると考えられ,それに対する難点も指摘されてきたが,自然淘汰が進化の主要な要因の一つであるとするのが実験進化学の基本的な立場である。現在では少くとも蛋白質分子のレベルでは,淘汰について中立 (有利でも不利でもない) の形質の蓄積も問題となっている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

とう‐た〔タウ‐〕【×淘汰】
[名](スル)
水で洗ってより分けること。転じて、不必要なもの、不適当なものを除き去ること。「不良企業は淘汰される」
環境に適応した生物が子孫を残し、他は滅びる現象。選択。
流水や風による運搬過程で、堆積物(たいせきぶつ)が粒径・形状・比重などに応じて選別される現象。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

とうた【淘汰 selection】
生物学用語。選択,選抜ともいわれる。ある生物種の地域集団内には表現型において異なる個体がさまざまにあるのが普通であるが,そのような表現型の違いが,個体間に適応度,すなわち生存率および(または)繁殖率の差を生じさせることがある。この過程を淘汰という。この場合,表現型上の違いに遺伝的な根拠があると,その集団の遺伝子型組成は世代ごとに変化していくことになる。この生存率と繁殖率の違いが人間の意図的な操作によって生じた場合を人為淘汰と呼び,そうでない場合すべてを自然淘汰と呼んで区別する。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

とうた【淘汰】
スル
よい物を選び、悪い物を除くこと。また、水で洗ってより分けること。 企業が-される
selection 自然環境の中で、生存に適するものが残り、適しないものは消え去る現象。選択。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

淘汰
とうた

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

淘汰」の用語解説はコトバンクが提供しています。

淘汰の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation