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深刻【シンコク】

デジタル大辞泉

しん‐こく【深刻】
[名・形動]
事態が容易ならないところまできていること。また、そのさま。「住宅問題が深刻になる」
容易ならない事態と受けとめて、深く思いわずらうこと。また、そのさま。「深刻に考え込む」「深刻な表情」
考え・表現などが深いところにまで達していて重々しいこと。また、そのさま。
「悲壮な熱情と―な思想とは」〈藤村破戒
無慈悲で厳しいこと。むごいこと。また、そのさま。過酷。
「是程―な復讎(かたき)を取られる程」〈漱石それから
[派生]しんこくさ[名]

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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精選版 日本国語大辞典

しん‐こく【深刻】
〘名〙 (形動)
① (━する) 深くほりつけること。また、深く心に刻みつけること。深く胸を打つものがあること。また、そのさま。
※破戒(1906)〈島崎藤村〉二〇「悲壮な熱情と深刻な思想とは」
※三四郎(1908)〈夏目漱石〉三「堅い樫の板を奇麗に切り込んだ手際は素人とは思はれない。深刻の出来である」 〔新五代史‐唐六臣伝論〕
② 物事を深くつきつめて考えたり、せんさくしたりすること。また、そのさま。
※童子問(1707)下「公穀二伝、深刻過密、殆若隠語
③ 事態が切迫し、重大なこと。言葉などが重大な意味をもつこと。また、そのさま。
※最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉一六「此の悲しむべき売食の事実が人間の生活を説明するは極めて深刻(シンコク)なるものにして」
④ きわめて残忍なこと。むごいこと。また、そのさま。苛酷(かこく)
※史記抄(1477)一六「是以後つよく法の深刻になったは趙禹から始ると云義ぞ」 〔史記‐義縦伝〕

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