●深層心理学【しんそうしんりがく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
深層心理学
しんそうしんりがく
depth psychology
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デジタル大辞泉
しんそう‐しんりがく【深層心理学】
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世界大百科事典 第2版
しんそうしんりがく【深層心理学 depth psychology】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
深層心理学
しんそうしんりがく
depth psychology
無意識を対象とする精神分析的心理学のことをいう。一般の心理学では意識的な知覚、記憶、思考などが研究され、方法的には客観的に観察されることが重視される。これに対して精神分析は、意識よりも、意識されることのない無意識を重視する。それというのも意識は無意識によって明らかにされるものだからである。この意味で、意識(表層)でなく無意識(深層)を研究しようとする精神分析のことを深層心理学という。
フロイトの精神分析は前期と後期では重点の置きどころが変わり、前期における研究の中心であった無意識にかわって、後期においては自我が問題として取り上げられるようになった。そのため前期と後期を区別するために前期を深層心理学、後期を自我心理学とよんでいる。この意味では深層心理学は意識心理学に対立するものでなく、自我心理学に対立するものである。いずれにしても、無意識という深層を問題にしようとしている点では同じことである。
[外林大作・川幡政道]
『アンナ・フロイト著、外林大作訳『自我と防衛』第2版(1985・誠信書房)』▽『フロイト著、新宮一成訳「無意識」(『フロイト全集14』所収・2010・岩波書店)』
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精選版 日本国語大辞典
しんそう‐しんりがく【深層心理学】
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