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清良記【せいりょうき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

清良記
せいりょうき
軍記。 33巻。土居水也編と伝えられる。成立は寛永年間 (1624~44) ,延宝年間 (73~81) などのがある。伊予国宇和郡大森城主土居清良の一代を綴った合戦記。第7巻が家臣松浦宗案作の農書で,合戦記としてよりも古い農書として有名。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

せいりょうき〔セイリヤウキ〕【清良記】
近世の軍記物伊予国宇和郡の戦国武将土居清良の一代記。30巻。土居水也著。成立年代は戦国末から近世前期にかけて諸説ある。第7巻「親民鑑月集」は農書として著名

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世界大百科事典 第2版

せいりょうき【清良記】
戦国末期,伊予国宇和島地方の土豪土居清良(1546‐1629)の一代記。30巻。全体は軍記物語であるが,第7巻が《親民鑑月集》と題されて,清良の農政上の諮問に対して松浦宗案が単に農政の心得だけでなく,土壌作物品種栽培肥料,農業労働等について詳細な意見を述べているところから,経済史・農業史の立場から《清良記》といえば,この巻をさし,かつ日本最古の農書として紹介されていた。ただし研究が進むにつれて,異本が多く,内容的にも問題が少なくなく,著者も1654年(承応3)に没した土居水也とされる等,その記載事項のすべてが戦国末期の農業事情を記述しているとは断定しがたく,むしろ近世農業への移行過程を示すものとされている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

清良記
せいりょうき

軍記物。伊予国(愛媛県)宇和郡地方の武将土居清良の一代記であるが、その巻7(親民鑑月集)が、とくに農業にあてられており、日本最古の農書とされる。著者は、松浦宗案とされていたが、近年土居真吉(さねよし)(水也)であることがわかった。成立の年代は明らかでないが、清良の死亡した1629年(寛永6)から、著者の土居水也の死亡した1654年(承応3)の間に書かれたものとされる。当時の農村の荒廃は甚だしく、農民の生産性を高めることが強く求められていた。そのための方策を、領主の問いに対して答えた形になっている。その内容はきわめて具体的で、技術だけでなく、経営のあり方についても、実例をもって指導している。

[福島要一]

『徳永光俊他編『日本農業全集 10 清良記(親民鑑月集)』(1980・農山漁村文化協会)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せいりょうき セイリャウキ【清良記】
江戸前期の雑史書。寛永六~承応三年(一六二九‐五四)頃成立。三〇巻一五冊。著者は土居真吉(さねよし)水也とも。伊予国(愛媛県)宇和島地方の土豪、土居清良の伝記。その第七巻は「親民鑑月集」ともいわれ、清良の農政に対する松浦宗案の意見具申や清良と宗案の問答によって農業技術、経営などについて詳細に論じており、日本最古の農書として知られる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版

清良記
せいりょうき
江戸前期,伊予国(愛媛県)の戦国武将土居清良 (きよよし) に関する軍記物語
寛永年間(1624〜44)成立と推定される。30巻。著者不詳。清良の戦歴・軍中日記などを収録。特に第7巻は家臣松浦宗案の農事答申書よりなり,戦国末期の農業技術・経営法を知ることができる。従来,最古の農書として伝えられていたが,近年の研究によって17世紀後半の編集との説もある。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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