●清良記【せいりょうき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
清良記
せいりょうき
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デジタル大辞泉
せいりょうき〔セイリヤウキ〕【清良記】
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世界大百科事典 第2版
せいりょうき【清良記】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
清良記
せいりょうき
軍記物。伊予国(愛媛県)宇和郡地方の武将土居清良の一代記であるが、その巻7(親民鑑月集)が、とくに農業にあてられており、日本最古の農書とされる。著者は、松浦宗案とされていたが、近年土居真吉(さねよし)(水也)であることがわかった。成立の年代は明らかでないが、清良の死亡した1629年(寛永6)から、著者の土居水也の死亡した1654年(承応3)の間に書かれたものとされる。当時の農村の荒廃は甚だしく、農民の生産性を高めることが強く求められていた。そのための方策を、領主の問いに対して答えた形になっている。その内容はきわめて具体的で、技術だけでなく、経営のあり方についても、実例をもって指導している。
[福島要一]
『徳永光俊他編『日本農業全集 10 清良記(親民鑑月集)』(1980・農山漁村文化協会)』
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精選版 日本国語大辞典
せいりょうき セイリャウキ【清良記】
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旺文社日本史事典 三訂版
清良記
せいりょうき
寛永年間(1624〜44)成立と推定される。30巻。著者不詳。清良の戦歴・軍中日記などを収録。特に第7巻は家臣松浦宗案の農事答申書よりなり,戦国末期の農業技術・経営法を知ることができる。従来,最古の農書として伝えられていたが,近年の研究によって17世紀後半の編集との説もある。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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