●減衰定数【げんすいていすう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
減衰定数
げんすいていすう
attenuation constant
空間座標や時間などの関数として与えられた量が次第に減少していくとき,その減少の速さを表わす数値。αを定数として,減少の様子が独立変数 x の関数として exp (-αx) の形になるとき,αまたはその定数倍を減衰定数という。粒子線や光が物質中を通過する間に吸収されて粒子数 (または強度) が減少するとき,x は物質中の進行距離であり,αは吸収係数と呼ばれる。 x が時間の場合には,減衰定数の逆数 1/α を時定数という。 (→伝搬定数 )
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