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【リュウ】

デジタル大辞泉

りゅう【溜】[漢字項目]
人名用漢字] [音]リュウ(リウ)() []たまる ためる
したたる。「溜滴」
水などがたまる。「溜飲瀦溜(ちょりゅう)
蒸発分を冷却して成分を分離・精製する。「乾溜蒸溜分溜
[補説]「」を代用字とすることがある。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ため【溜】
江戸時代における拘禁施設の一種で,病監かつ少年監。江戸では浅草と品川の2ヵ所にあり,町奉行の監督下,非人頭(ひにんがしら)が管理したので非人溜とも呼んだ。溜への収容溜預(ためあずけ)()といい,入牢中の重病人や無宿の行き倒れ,あるいは15歳に達すれば遠島(えんとう)に処せられるべき幼年者が預け入れられた。処遇牢屋よりもやや緩和され,病囚には毎日町医がをとる程度の診察を行ったが,溜内の衛生状態は劣悪であったという。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ため【溜】
動詞溜めるの連用形から
必要な力を集中させること。 腰の-がきかない
ためておく場所。とくに肥料用の糞尿をためておく所。肥えだめ。
リズム全体、また特定の楽器のリズムを微妙に後ろにずらすことで生まれるリズムのニュアンス。
非人溜ひにんために同じ。

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

たまり【溜】
〘名〙 (動詞「たまる(溜)」の連用形の名詞化)
① 水などが流れて行かずに集まること。また、そのものやその所。また、代金などを支払わずにためたもの。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「中島に、水のたまりに、鳰といふ鳥の心すごく鳴きたるを聞き給て」
※歌舞伎・絵本合法衢(1810)五「おれが遊びのたまりを、おぬしの物で済ましては、どうも義理が」
② 建物の軒下につくられた、雨水などを流す溝。
※台記‐保延二年(1136)一〇月一一日「若為大雨者、可雨皮也〈此定と云は、有檐溜の程也〉」
③ 人の集まる場所。
(イ) 人が集まって控える場所。控室。待合所。
※赤松記(1588)「浪人衆一味にて野間をしつらひ、浪人衆のたまりにいたし候へども」
(ロ) 江戸時代、奉行所へ出頭した者の控えている場所。
※浄瑠璃・日高川入相花王(1759)三「ヤア老人、明日死罪に行ふ大作、溜(タマリ)にひかへ最後に逢て立帰れ」
(ハ) =ため(溜)
※歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)五幕「道普請で〈略〉砂利や土を担ぐのも、溜(タマリ)へ下る病人を〈略〉担ぐも、もっこう担ぎに替りはねえ」
(ニ) 相撲の土俵下の、審判委員・行司・力士などが控えるところ。土俵だまり。
※東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉一月暦「今度は玉が先に立って、溜(タマ)りへ行って鼻汁(はな)をかむ」
④ 味噌からしたたった液汁。古くは醤油のように調味料として用いた。〔日葡辞書(1603‐04)〕
⑤ 醤油の一種。大豆を煮て種麹(たねこうじ)を混ぜて発酵させた豆麹に、塩と水を加えた中に漉(こ)し籠を立てて、その中にためた液を熟成させた調味料。多く、刺身などの付け醤油として用いる。たまり醤油。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
⑥ 堪え支えること。こらえ保つこと。→ひとたまり
※甲陽軍鑑(17C初)品二六「既に北条衆百に上杉衆二千にて、少もたまりなく上杉衆まくるときく」
⑦ 見物席をいう、人形浄瑠璃社会の語。
※浮世草子・当世芝居気質(1777)一「婆々や年よりの見物を見ては、けふのたまりには、とちへもんと、よりとばっかりと云ひ」

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ため【溜】
〘名〙 (動詞「ためる(溜)」の連用形の名詞化)
① ためること。また、ためておくところ。
(イ) 特に、ゴルフ、野球などで瞬発力をためておくこと。「溜めのないバッター」「バックスイングに溜めを作る」
(ロ) 特に、糞尿をためておくところ。こえだめ。
※雑俳・柳多留‐八(1773)「どぶろくの生酔ためへころげ込み」
(ハ) 溜井、溜池など。
※俳諧・焦尾琴(1701)風「かすがいに古枝もすてず大桜〈楓子〉 溜めを樋守のひらく春雨〈其角〉」
② 江戸時代、江戸で病気の囚人または一五歳未満の囚人を収容した牢屋。品川と浅草の二か所にあり、非人頭の管理に委ねられ、手代、上番人、小屋頭、鍵番などの役職が置かれた。溜医師が病囚の治療に当たったが、それ以外の取り扱いでは、小伝馬町牢屋とほとんど異ならなかった。非人溜。たまり。
※禁令考‐後集・第四・巻三三・享保七年(1722)五月「溜預け之事 牢舎申付候ものを最初より溜え遣間敷候」
③ 他家から贈答品を持って来た使いの者に与える金銭や物品。ためせん。ためがみ。おため。
※浮世草子・世間手代気質(1730)三「包銭十文づつ溜(タメ)にいただいて帰り」
④ 狸の糞。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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