●溶岩円頂丘【ようがんえんちょうきゅう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
溶岩円頂丘
ようがんえんちょうきゅう
lava dome
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デジタル大辞泉
ようがん‐えんちょうきゅう〔‐ヱンチヤウキウ〕【溶岩円頂丘】
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世界大百科事典 第2版
ようがんえんちょうきゅう【溶岩円頂丘 lava dome】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
溶岩円頂丘
ようがんえんちょうきゅう
火山形態の一種。溶岩ドームと同語。古くはトロイデ、鐘状火山などとよばれた。流紋岩、デイサイトや安山岩のごく粘り強い溶岩が地表に押し出し、火口上に盛り上がってドーム状の丘をなす。
1991年(平成3)から1995年にかけて長崎県雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)の山頂にデイサイト質の溶岩ドームが形成された。長さ1.2キロメートル、幅0.8キロメートル、比高約450メートルの大きさをもつ。地表に噴出せず、地下で固まり、地表をドーム状に盛り上げたものを潜在円頂丘(潜在ドーム)という。1944年(昭和19)から1945年にかけて形成された有珠(うす)山の昭和新山は潜在ドームの頂部の一部が地表に顔を出したものである。
玄武岩質の溶岩でも固まりかけて粘性が高くなると溶岩ドームをつくる。溶岩ドームと厚い溶岩流との境は明確ではない。溶岩が次々と表面につけ加わって大きくなる外成的な成長の仕方と、溶岩が次々に内側に注入して大きくなる内成的な成長の仕方がある。北海道樽前(たるまえ)山頂、神奈川県足柄下(あしがらしも)郡湯河原(ゆがわら)町の幕山(まくやま)、鳥取県の大山(だいせん)のほか、伊豆諸島の新島(にいじま)や神津(こうづ)島にも存在する。
[中田節也]
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精選版 日本国語大辞典
ようがん‐えんちょうきゅう ‥ヱンチャウキウ【溶岩円頂丘】
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