@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

溶岩台地【ようがんだいち】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

溶岩台地
ようがんだいち
lava plateau
大規模な割れ目から流れ出た,流動性に富んだ大量の溶岩によってつくられた広大な台地状の地形インドデカン高原アメリカ合衆国コロンビア高原などは,広さが数十万km2に達し,溶岩の厚さは最大 2kmに達する。1783年のアイスランドのラキの噴火では,長さ 25kmの割れ目から約 10km3の溶岩が流出した。溶岩台地をつくる割れ目噴火は,狭い独立した火口から起こる通常の噴火とは流出するマグマの量が著しく違い,マグマの性質も一般に異なるので,両者は本質的に異なる現象と考えられている。近年の研究では,マントル深部からの上昇流であるホットスポット,あるいはホットプルームというさらに巨大なマントル深部からの物質の流れが溶岩台地を形成するマグマの供給に重要な役割を果たしているという考えが提唱されている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ようがん‐だいち【溶岩台地】
粘性の低い玄武岩質の溶岩が流出し、ほぼ水平に広がってできた広大な台地。インドのデカン高原など。ペディオニーテ

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ようがんだいち【溶岩台地 lava plateau】
火山形態の一種で多数の溶岩流がほぼ水平に重なって広大な面積を占めるもの。溶岩流は玄武岩質のものが多く,地上最大のものはインドのデカン高原にあり,面積50万km2以上,最大厚さ2000m以上もある。また北米コロンビア高原,南米パラナ盆地などにも巨大な溶岩台地がある。長さ数十km以上に達する割れ目から溶岩が噴泉として噴出するような噴火を何回も繰り返し,低地を埋め広大な溶岩原を生じ,後の浸食作用周囲岩石よりも硬い溶岩が台地状に突出するようになる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ようがんだいち【溶岩台地】
大規模な割れ目から、または多くの火口から多量の玄武岩質の溶岩流が噴出し、ほぼ水平に重なってつくられた広大な台地。インドのデカン高原、北アメリカのコロンビア高原など。香川県の屋島などは小規模な例。ペディオニーテ。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

溶岩台地
ようがんだいち
1枚または多数のごく流動性に富んだ大量の溶岩流で形成された台地。大規模なもののほとんどが玄武岩である。大規模な割れ目噴火か、多数の火口からの溶岩流出によって生じ、既存の山谷地形を埋めて平坦(へいたん)な地形をつくり、それが現在では侵食に耐えて台地をつくっている。現在は用いないが、古い分類ではペディオニーテPedioniteという。広大な分布をもつ溶岩の台地は洪水玄武岩ともよばれている。洪水玄武岩は、地球の深部から高温のマントル物質がプリューム状(巨大な逆雫(しずく)状の塊)に上昇して大量の高温のマグマが生産されたためであると考えられている。
 世界で著名な溶岩台地は、中生代白亜紀末に形成されたインドのデカン高原と、新生代中新世の北アメリカのコロンビア川台地であり、それぞれ50万平方キロメートルと16万平方キロメートルの分布面積をもつ。地球上でもっとも広大な洪水玄武岩は、太平洋ソロモン諸島の北側に広がるオントン・ジャワ海台であると考えられている。これは約1億2000年前に形成されたもので、分布面積が1600万平方キロメートルに及ぶ。規模の小さいものでは1783年のアイスランドのラーキ火山の割れ目噴火(ラカギガル割れ目噴火)によりできたものがある。長さ25キロメートルにわたる約130個の火口(割れ目火口群)から溶岩が流れ出たもので、約600平方キロメートルの面積をもつ。[諏訪 彰・中田節也]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ようがん‐だいち【溶岩台地】
〘名〙 粘性の低い玄武岩質の溶岩が流出して、ほぼ水平に広がってできた広大な台地。アメリカのコロンビア高原、インドのデカン高原など。ペディオニーテ。
※風景の中の関係(1960)〈吉行淳之介〉「熔岩台地の上り勾配がはげしくなって」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

溶岩台地」の用語解説はコトバンクが提供しています。

溶岩台地の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation