●溶鉱炉【ようこうろ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
溶鉱炉
ようこうろ
blast furnace
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デジタル大辞泉
ようこう‐ろ〔ヨウクワウ‐〕【溶鉱炉/×鎔鉱炉】
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世界大百科事典 第2版
ようこうろ【溶鉱炉】
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化学辞典 第2版
溶鉱炉
ヨウコウロ
blast furnace
高炉ともいう.溶鉱炉は耐火れんがで内張りした縦型の高い炉で,炉の上部より鉄鉱石,コークスおよび石灰石などの原料を投入し,下部にある数多くの羽口から約1000 ℃ の空気を急速に吹き込み,コークスを燃焼させて生じたCOと N2 の高温混合ガスにより,鉄鉱石を加熱,還元,融解し,炉底部にたまった溶融状態の銑鉄およびスラグ(鉱滓)を適時外部に取り出すものである.図は製鉄用の溶鉱炉の断面を示すが,左のほうが鉱石やコークスの巻上げ装置であり,中心は炉本体を示し,右のほうに炉上部より取り出した多量の排気ガスの浄化装置がある.高さは炉本体だけで約30 m もあり,1日に銑鉄1.3×104 t も生産する大型炉が用いられている.また,この図には示していないが,約1000 ℃ の熱風をつくる熱風炉というものも溶鉱炉にはなくてはならない付帯設備である.このような溶鉱炉の小型のものは,銅,鉛などの非鉄金属の製錬にも用いられているが,いずれの場合も,もう一度別な炉で精錬をさらに加える必要のある粗金属,あるいはマット,スパイスのような中間製品を産出する装置である.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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