@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

溶食【ヨウショク】

デジタル大辞泉

よう‐しょく【溶食/溶×蝕】
雨水や地下水によって岩石表面が溶解し、浸食される現象石灰岩地域ではカルスト地形ができる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ようしょく【溶食】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

溶食
ようしょく
岩石、鉱物、土壌などに対する水の溶解作用や、溶解した物質を流水が他の場所に流し去る作用など、水の化学的侵食作用の総称。溶食作用ともいう。ただし、ラテン語由来の原語のコロージョンcorrosionは腐食を意味し、かならずしも水の作用をさすとは限らず、岩石や鉱物の化学的な風化や侵食をいう。すなわち、溶解、炭酸塩化、加水分解、酸化、水和などの化学的プロセスによる、岩石や鉱物の変化や減耗を意味する。水の溶解作用は、火山地域や鉱山の廃水のように、酸やアルカリの強い水の場合のほかはあまり著しくない。ただ、石灰岩は炭酸ガスを含む水に溶けやすく、石灰岩地域では雨水や地下水の侵食作用が激しくて、カッレンKarren(ドイツ語)、ドリーネDoline(ドイツ語)、石灰洞などのカルスト地形を発達させる。そのため、石灰岩地域の侵食作用をさして溶食ということもある。岩塩や石膏(せっこう)やドロマイトなどの堆積層からなる地域にも、サルトカルストsalt karstとよばれるカルスト地形類似の溶食地形が生ずる。永久凍土の発達地域にも、カルスト地形類似のサーモカルストthermokarstとよばれる地形の発達をみるが、これは地中氷自身の融解により生ずるものであるから、厳密には溶食地形とはされない。火山灰や噴石中にみる沸石や長石のような不安定鉱物は、雨水の溶食を受けやすく、凝灰岩や集塊岩の堆積地域に火山カルストを生じる。[壽圓晋吾]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

溶食」の用語解説はコトバンクが提供しています。

溶食の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation