●溺れ谷【おぼれだに】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
溺れ谷
おぼれだに
drowned valley
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デジタル大辞泉
おぼれ‐だに【溺れ谷】
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世界大百科事典 第2版
おぼれだに【溺れ谷 drowned valley】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
溺れ谷
おぼれだに
drowned valley
もとは陸上にあって谷をなしていた部分の土地が、地盤の沈降または海水面の上昇などの原因によって海面下に没し、湾となった地形。沈水海岸線の代表例としてあげられるリアス式海岸にみられる。沈水以前の谷は入り江となり、尾根は岬となって残る。深く刻まれた谷が大きく沈水した場合には、溺れ谷の延長部にあたる浅海底にも古い河谷地形が認められ、陸棚谷(りくほうこく)とよばれる。
一般に海岸付近の斜面は急で、山地が直接海に迫っている。岬の部分では波が収斂(しゅうれん)し、入り江の部分で発散するので、波の強さに場所的差違を生じ、岬は侵食を受けて後退し、入り江では堆積(たいせき)傾向が卓越し、構成岩石が軟らかい新世代の地層からなる海岸では、しだいに海岸線の出入りは少なく平滑となる。
[髙山茂美]
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