●濃尾平野【のうびへいや】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
濃尾平野
のうびへいや
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
のうび‐へいや【濃尾平野】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
のうびへいや【濃尾平野】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
大辞林 第三版
のうびへいや【濃尾平野】
出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
日本の地名がわかる事典
〔愛知県(岐阜県)〕濃尾平野(のうびへいや)
愛知県西部から岐阜県南西部に広がる大沖積(ちゅうせき)平野。木曽(きそ)川・長良(ながら)川・揖斐(いび)川の3河川(木曽三川)の堆積(たいせき)により形成され、南は伊勢(いせ)湾に臨む。木曽川を境に東を尾張(おわり)平野、西を美濃(みの)平野と分けてよぶこともある。木曽川がつくる日本最大の犬山(いぬやま)扇状地が北東部に広がり、全面に自然堤防と後背湿地が発達。海岸付近は三角州と江戸時代に造成された干拓地。木曽川右岸一帯は、堤防に囲まれた輪中(わじゅう)とよばれる耕地・集落の景観が広がる。名古屋市を中心に臨海工業地帯を形成、中京工業地帯の中核をなす。尾西(びさい)地方で毛織物工業、瀬戸(せと)市を中心に窯業が発達。稲作のほか野菜・植木栽培が盛ん。低地が広く、古くから洪水が頻発する地域。とくに1959年(昭和34)の伊勢湾台風の高潮では沿岸の低地は一面大被害を受けた。
出典:講談社
(C)Kodansha.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
日本大百科全書(ニッポニカ)
濃尾平野
のうびへいや
木曽川左岸の平野は尾張平野で、右岸の美濃平野が輪中(わじゅう)平野であるのに比べると、ほとんど輪中がみられないのが一大特色である。とくに木曽川左岸に堅固な堤防「御囲堤(おかこいづつみ)」(1601築堤)ができてからは洪水の害を免れるようになった。
尾張平野の地形は、犬山扇状地、自然堤防地帯、デルタ・干拓地帯に三分される。
犬山扇状地は犬山市を頂点に半径約12キロメートル、日本最大級の扇状地で、下部は粗大な砂礫(されき)層、表層に薄く砂壌土が覆っている乏水性扇状地である。明治以降、桑畑に開墾され養蚕が盛んであった。現在、犬山市、江南市、小牧市、扶桑(ふそう)町、大口町などを発達させている。
自然堤防地帯は、犬山扇状地の前面に広がり、南限はデルタ・干拓地帯までで、現在、一宮(いちのみや)市、岩倉市、稲沢市、北名古屋市、清須市と西春日井(にしかすがい)郡豊山(とよやま)町などを発達させ、古くから尾張国の中心、現在は東海道本線、名古屋鉄道本線の貫通する近代工業都市地帯である。自然堤防は木曽川の乱流時代の旧河道につくられた砂質土壌の微高地で、後背湿地とよばれる低湿な凹地を伴っている。土壌は細かい砂壌土で農業に適し、自然堤防上は集落と畑、後背湿地は水田に利用されている。
デルタ・干拓地帯は、枇杷島(びわじま)・津島を結ぶ線以南の泥層の沖積低地である。伊勢湾に注ぐ木曽川乱流時代の旧河川と庄内川の河口のデルタと、おもに江戸時代の干拓新田を含む水田地帯である。さらに前面の湾岸には、伊勢湾台風復興事業の一環として、名古屋港臨海工業地帯の拡張のための埋立地が造成されている。
地盤沈下の激しい地区で、1970年代には年間12センチメートルもの沈下量を示したが、地下水揚水の規制によって現在では緩和傾向にあるが、水郷、ゼロメートル地帯のため特有の排水問題を抱えている。[伊藤郷平]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
のうび‐へいや【濃尾平野】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「濃尾平野」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●濃尾平野の関連情報