●濹東綺譚【ぼくとうきたん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
濹東綺譚
ぼくとうきたん
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デジタル大辞泉
ぼくとうきだん【濹東綺譚】
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世界大百科事典 第2版
ぼくとうきだん【濹東綺譚】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
濹東綺譚
ぼくとうきだん
永井荷風(かふう)の長編小説。1937年(昭和12)4月、烏有堂(うゆうどう)(私家版)刊。同年4~6月、東京・大阪の両『朝日新聞』夕刊に連載。8月、岩波書店刊。老作者「わたくし」(大江匡(ただす))は、浅草から隅田(すみだ)川の向こう玉の井のあたりを散歩の途中、夕立にあい、傘に入れてやった私娼窟(ししょうくつ)の女お雪と馴染(なじ)みになる。そのうち、女が彼を頼って自前になろうという夢をみ始めたので、仲秋の明月の夜、彼女に「袷(あわせ)」代を贈ったのを最後として、これ以上、深い関係になることを避け、以後相会うことを断念するという筋。作者の反時勢的な文明批評と陋巷(ろうこう)・狭斜(きょうしゃ)趣味とが渾然(こんぜん)一体となった、昭和期の代表作とされる。
[竹盛天雄]
『『濹東綺譚』(岩波文庫)』
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精選版 日本国語大辞典
ぼくとうきたん【濹東綺譚】
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