●火山昇華物【カザンショウカブツ】
デジタル大辞泉
かざん‐しょうかぶつ〔クワザンシヨウクワブツ〕【火山昇華物】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
かざんしょうかぶつ【火山昇華物 volcanic sublimate】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
火山昇華物
かざんしょうかぶつ
火口や噴気孔などから噴出した高温の火山ガスに由来し、地表近くで生じた昇華物。火口、噴気孔内やその付近によくみられるが、溶岩流や火砕流堆積(たいせき)物に付着していることもある。火山ガスが噴出孔付近で温度と圧力変化をおこして沈殿したり、周囲の岩石と化学反応をおこして生じたもの、さらにそれらの鉱物の溶脱や移動で二次的に生じたものが混在する。火山昇華物には、硫黄(いおう)、たんぱく石、明礬(みょうばん)、ホウ酸、石膏(せっこう)、硬石膏、塩化アンモニウム、雄黄(ゆうおう)、鶏冠(けいかん)石、あられ石、磁鉄鉱、赤鉄鉱、黄鉄鉱、白鉄鉱などがあり、有用鉱物が多い。
[諏訪 彰・中田節也]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「火山昇華物」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●火山昇華物の関連情報