@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

火炎【カエン】

デジタル大辞泉

か‐えん〔クワ‐〕【火炎/火×焔】
物が燃えるときの、を出している部分。ほのお。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

火炎
カエン
flame

炎ともいう.可燃性ガスが酸素と燃焼反応を起こした結果として生じた,肉眼で見える高温ガスの流れを火炎という.火炎は予混炎(pre-mixed flame)と拡散炎(diffusion flame)とに大別されるが,前者は可燃性気体と酸化剤があらかじめ混合された状態で生じる火炎で,自己伝搬性があり,混合気体組成,温度,圧力などに依存した速度をもって未燃混合気中を移動する.これに対して後者は,可燃性気体が酸化剤中に放出されたとき,混合された部分から順次燃焼する場合に生じる火炎で,自己伝搬性はない.いずれも,火炎の上流の未燃ガスの状態が層流であるか,乱流であるかに応じて層流炎と乱流炎に分かれるが,層流炎のほうが構造は簡単である.層流予混炎の構造はもっとも詳しく調べられているが,それによると,火炎は化学反応が起こっている反応域と単に未燃ガスが予熱を受ける予熱域に区別され,肉眼で見えるのは反応速度のもっとも大きな反応域の一部である.火炎の発光は燃焼により遊離される微小炭素粒子(直径約10~30 nm)の連続発光を除くと,化学発光であり,OHを放射源とする紫外光,C2,CHを放射源とする可視光がおもなものである.1気圧(101.3 kPa)における炭化水素の火炎の厚さは,ほぼ 10-2 cm 程度であるが,この値は圧力が低下すると,しだいに大きくなるので,火炎の構造を調べるには,しばしば低圧炎が用いられる.ガスバーナーなどで見られる定常的な層流予混炎は,未燃ガスの流速と混合気の燃焼速度が釣り合ったときに生じる火炎で,酸化反応を伴う内炎と二次的な燃焼にもとづく外炎に分かれる.したがって,この火炎は,上記の釣合いが保たれないと,吹き消えまたは逆火を起こして安定化されない.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

火炎」の用語解説はコトバンクが提供しています。

火炎の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation