●炎症【えんしょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
炎症
えんしょう
inflammation
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デジタル大辞泉
えん‐しょう〔‐シヤウ〕【炎症】
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栄養・生化学辞典
炎症
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生活習慣病用語辞典
炎症
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世界大百科事典 第2版
えんしょう【炎症 inflammation】
[炎症の研究史]
炎症の概念はギリシア医学の昔からプレグマphlegma(蜂巣炎,たとえば“できもの”が皮下組織に幅広く広がった状態)の言葉として使われており,この言葉は“燃える”という概念を示していた。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
炎症
えんしょう
古代ギリシア医学の時代から注目されていた病変で、「燃える」という概念のことばが用いられ、実際には発赤(ほっせき)、腫脹(しゅちょう)、熱感、疼痛(とうつう)、機能障害がおもな徴候とされている。臓器または組織名に「炎」という字をつけ、ラテン語またはギリシア語では-itisという接尾語をつけるのが習慣である(腎炎(じんえん)nephritis、肝炎hepatitisなど)。炎症の定義としては、生体の細胞、組織になんらかの変化、すなわち損傷をもたらす侵襲に対する生体の応答(反応)の表現である、とされている。具体的には局所の細胞組織の受け身の変化と、循環障害、ことに血管内の血漿(けっしょう)や血球がその場に異常に出る現象を意味する滲出(しんしゅつ)、およびその部の細胞増殖を総合して、炎症の語が使われる。とくに滲出傾向の著明なものを滲出性炎と一括し、滲出したものの中に線維素を多く含んでいるものを線維素性炎、白血球を多く含んでいるものを化膿性(かのうせい)炎とよぶなど、種々の型に分類されている。また炎症の場における細胞増殖としては、リンパ球、単球、形質細胞などを除けば、細網内皮系(網内系)細胞の増殖が特徴であり、肉眼的には結節状の病変、すなわち肉芽腫として認められるので、肉芽腫性炎とよばれる。これには結核症、梅毒、ハンセン病などが含まれている。また肉芽腫性炎は、従来から、病原菌により特殊病巣を形成するとの意味から、特殊性(特異性)炎とよばれる習慣があった。肉芽腫性炎といっても原則としては滲出から始まるもので、時間の経過とともに網内系細胞の増殖による肉芽腫を形成するわけで、病因の質、量および個体、局所の条件などの組合せによって複雑な変化を呈する。
[渡辺 裕]
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精選版 日本国語大辞典
えん‐しょう ‥シャウ【炎症】
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