●炭窯【すみがま】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
炭窯
すみがま
charcoal kiln
木炭をつくる窯。最も古い形は地上に掘った浅い穴の中で炭材を燃やし,灰砂でおおって炭化させる土被法 (岡焼とか平焼という) で,これが次第に築窯法に発展した。黒炭は小石混りのやや粘土質の壌土でつくった土窯を用い,炭化後の消火は風穴,煙出し穴を閉塞して窯内で行う。白炭は石と粘土から成る石窯でつくり,白熱した炭材を窯外に出して消粉でおおう。窯の様式は一般に窯底はいちじく形か卵形で,奥行約 3m,最大幅約 2.5m,高さ 2m,窯口 50~60cm。窯口で燃料を焚き,生木の炭材が乾燥して点火するに従って窯の開口部を小さくして炭化させる。炭材に対する製炭歩どまりは一般に白炭 10%,黒炭 15%ぐらいである。
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デジタル大辞泉
すみ‐がま【炭窯/炭×竈】
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世界大百科事典 第2版
すみがま【炭窯】
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