@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

炭酸バリウム【たんさんバリウム】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

炭酸バリウム
たんさんバリウム
barium carbonate
化学式 BaCO3 。天然には毒重石として産出する。無色結晶比重 4.43。約 1300℃で分解二酸化炭素を放出し,酸化バリウムとなる。水に難溶,希塩酸希硝酸酢酸可溶。有毒。殺鼠剤ペイントエナメル光学ガラスなどの成分として用いられ,また紙,バリウム塩,電極の製造などに使用される。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

たんさん‐バリウム【炭酸バリウム】
バリウム炭酸塩天然には毒重石として産する。ふつうは無色の斜方晶系。水に溶けにくい。ガラス、塗料、陶磁器の釉薬(ゆうやく)のほか、有毒なため殺鼠(さっそ)剤などに用いられる。化学式BaCO3

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

たんさんバリウム【炭酸バリウム barium carbonate】
化学式BaCO3。天然には毒重石として産出する。工業的には,重晶石BaSO4を炭素とともに約800℃に熱して硫化バリウムBaSとし,その抽出液を熱しながら二酸化炭素を通じて沈殿させる。 BaSO4+2C―→BaS+2CO2 BaS+CO2+H2O―→BaCO3+H2S3種の結晶形のものが知られているが,ふつうのものは無色,斜方晶系の結晶で,Ba2+,CO32-の両イオンが硝酸カリウム中のK,NO3の両イオンとまったく同様に配列している。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

炭酸バリウム
たんさんばりうむ
barium carbonate
炭酸のバリウム塩。天然には毒重石(どくじゅうせき)として産する。水酸化バリウムの水溶液に二酸化炭素を通じるか、バリウム塩の水溶液に炭酸アルカリを加えると沈殿してくる。工業的には、重晶石BaSO4を600~800℃で炭素で還元して硫化バリウムとし、その熱水溶液に二酸化炭素を通じて製造する。普通は無色の斜方晶系の結晶であるが、ほかに非晶質と六方晶系結晶の二変態がある。水にはほとんど溶けない。酸によって分解して二酸化炭素を発生する。二酸化炭素を含む水には炭酸水素バリウムとなって溶ける。炭酸カルシウムに比べ熱分解しにくい。バリウム塩やクリスタルガラス、光学ガラスの原料となるほか、陶磁器やほうろうのうわぐすり、金属熱処理の浸炭剤、殺虫剤や殺鼠(さっそ)剤に用いられる。有毒。[鳥居泰男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

炭酸バリウム
タンサンバリウム
barium carbonate

BaCO3(197.34).天然には毒重石として産出する.バリウム塩水溶液に炭酸アルカリを加えるか,水酸化バリウム水溶液に二酸化炭素を通じると得られる.α,β,γ形の三変態がある.普通は斜方晶系のγ形だが,高圧二酸化炭素中811 ℃ で非晶質のβ形に,982 ℃ で六方晶系のα形に転移する.融点1740 ℃(90 atm).密度4.43 g cm-3.空気中で加熱すると1450 ℃ で分解する.水に難溶.バリウム塩,光学ガラス,ブラウン管,電子材料,蛍光体,うわぐすり,塗料などの原料,殺そ剤などに用いられる.有毒.[CAS 513-77-9]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

炭酸バリウム」の用語解説はコトバンクが提供しています。

炭酸バリウムの関連情報

関連キーワード

酸化チタン(Ⅳ)バリウム酸化バリウムバリウム鉱物浸炭法毒重石酸化バリウム水酸化バリウムバリウム

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation