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炭酸鉛【たんさんなまり】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

炭酸鉛
たんさんなまり
lead carbonate
化学式 PbCO3 。天然には白鉛鉱として産出する。無色結晶比重 6.6。加熱により容易に分解し,二酸化炭素を放出する。この分解圧は 300℃で1気圧に達する。2価の塩の水溶液を加熱し,炭酸アルカリを加えて得られる炭酸塩は,塩基性炭酸鉛 2PbCO3・Pb(OH)2 であり,古くより鉛白として知られている。鉛白はオイルペイント用顔料,ガラスや金属用磨き粉,炭酸鉛紙の製造などに用いられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

たんさんなまり【炭酸鉛 lead carbonate】
化学式PbCO3。天然には白鉛鉱として産出する硝酸カリウム型の無色斜方晶系の結晶。しばしば市販の塩基性炭酸鉛(炭酸水酸化鉛(II) 2PbCO3・Pb(OH)2)を誤って炭酸鉛と俗称することがある。鉛(II)塩の水溶液に炭酸水素ナトリウムまたは炭酸アンモニウムを加えるとPbCO3,2PbCO3・Pb(OH)2,Pb(OH)2の混合物として沈殿する。水に対する溶解度は25℃で2.5×10-3g/dm3程度,アルカリ性水溶液あるいはクエン酸溶液には可溶である。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

炭酸鉛
たんさんなまり
lead carbonate

塩基性塩2PbCO3・Pb(OH)2が鉛白(えんぱく)とよばれて市販されよく知られているので、炭酸鉛というときこの物質をさすことがあるが、これは炭酸水酸化鉛(Ⅱ)とよぶのが正しい。炭酸鉛というのは正塩のことである。

 天然に白鉛鉱として産出する。鉛(Ⅱ)塩の冷水溶液に炭酸アンモニウムまたは炭酸水素ナトリウムを加えるとき得られる無色の結晶。熱すると酸化鉛(Ⅱ)と二酸化炭素に分解する。水に難溶。アルカリ水溶液、クエン酸水溶液に溶ける。熱水からつくるか、または水溶液を放置すると塩基性塩が得られる。

[守永健一・中原勝儼]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

たんさん‐なまり【炭酸鉛】
〘名〙
① 白色の結晶。化学式 PbCO3 白鉛鉱として天然に産する。水にはほとんど溶けない。
② 「えんぱく(鉛白)」の俗称。

出典:精選版 日本国語大辞典
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