●為【イ】
デジタル大辞泉
い【為〔爲〕】[漢字項目]
行う。なす。する。「為政者/有為(うい・ゆうい)・営為・行為・作為・所為・人為・天為・無為(むい・ぶい)」
[名のり]さだ・しげ・す・すけ・た・ち・なり・ゆき・よし・より
[難読]以為(おもえらく)・為替(かわせ)・所為(せい)・為体(ていたらく)・何為(なんすれぞ・なにをかなす)・為人(ひととなり)
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た【▽為】
「竜(たつ)の馬(ま)を我(あれ)は求めむあをによし奈良の都に来む人の―に」〈万・八〇八〉
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ため【▽為】
2 原因・理由。わけ。「雨の
3 目的や期待の向かうところ。「健康の
4 一定の関係のあること。…にとっては。「私の
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す【▽為】
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精選版 日本国語大辞典
い ヰ【為】
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しる【為】
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する【為】

(2)活用について(イ)口語の未然形には、打消の「ず」「ぬ」が付くときの形「せ」のほか、打消の「ない」が付くときの形「し」がある。また、使役や受身が付くとき、多く「させる」「される」となるが、その「さ」も未然形として扱うことが多い。(ロ)打消の「ず」が付くとき、「せ」でなく「し」となる場合もある。「浮雲〈二葉亭四迷〉三」の「軽躁な者は軽躁な事を為まいと思ったとて、なかなか為(シ)ずにはをられまい」、「足袋の底〈徳田秋声〉四」の「顔を赧(あか)めることすらしずに」など。(ハ)命令形は、古くから「せよ」が使われて今日に至っているが、室町時代ごろから「せい」が、江戸時代以降は「しろ」が使われるようになる。また、これらの命令形は、放任の意にも用いられることがある。→せよ・しろ。(ニ)過去の助動詞「き」へ続ける場合は変則で、終止形「き」には連用形の「し」から、連体形「し」および已然形「しか」には未然形の「せ」から続く。すなわち、「しき」「せし」「せしか」となる。
(3)複合形について(イ)名詞や、形容詞・動詞の連用形などに付いて複合動詞を作る。「恋する」「心する」(和語)、「決する」「害する」(一字の漢語)、「研究する」「演説する」(二字の漢語)、「善くする」「全うする」(形容詞連用形)、「尽きす」「絶えす」(動詞連用形)など。(ロ)明治期には、西洋由来の外来語の動詞などに「する」が付けられるようになり、「スリイプする」「プレイ(放蕩)する」「ボルロウ(借用)する」〔当世書生気質〈坪内逍遙〉〕などが見られる。(ハ)昭和初期に「科学する心」という表現が問題にされたことがあるが、これは「科学」を動作性のないものとして、「する」との複合を不適当とする論であった。(ニ)一字の漢語に複合する際、「する」がザ行になるものがある。「命ずる」「応ずる」「案ずる」「減ずる」など。また、口語として「察しる」「命じる」「案じる」などのように、一段活用に転じても用いられる。(ホ)形容詞から派生した動詞では、「うとみす→うとんず」「かろみす→かろんず」などが主として漢文訓読体で用いられ、和文体の「うとむ」「かろむ」などに対応する。
(4)動詞の連用形に助詞「は」「も」「ぞ」「や」「など」「でも」「さえ」などを添えたもの、動詞の連用形を重ねたもの、並列を表わす「なり」「たり」を添えたもの、などの下に付けて叙述を助ける働きをする場合も多い。
(5)下に助詞の「て」が付いた形「して」は、動詞としての実質的な意味がほとんどなくなって用いられる場合が多い。「して」のほか、「ずして」「として」「にして」「をして」「からして」「よりして」などの形をとる。→して。
(6)「文殊楼の軒端のしろじろとしてみえけるを」〔平家‐二〕のように、接続助詞の「して」が状態性を表わす副詞に続くことはしばしば見られるが、この「し」がサ変動詞として活用するようになり、中世では、「日もてらぬときは海棠の花がいっきりとする」〔中華若木詩抄‐下〕という例が見られる。近世に入ると、「むっとする」、「はっとする」、「そはそはする」など「する」の複合語が多数用いられるようになる。
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ため【為】
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なさ‐・る【為】
(2)後期の江戸語では、連用形「なさっ(た・て)」が「なすっ(た・て)」の形でも現われる。「御部やの御機嫌の能いよふになすったがいいのサ」〔洒・南閨雑話‐馴染の体〕「此間もマアお聞きなすってくださりまし」など。
(3)「なさら(ない)・なさる(な)」が、「なさん(ねへ)・なさん(なよ)」になったものがある。「直さんうらみだ。なぜしらせてくんなさんなへ」〔洒・仇手本‐三〕「あんまり人を踏つけにしなさんなヨ」〔人情・春色辰巳園‐初〕など。
(4)連用形・命令形に「なさい」の形も用いられる。→なさい。
(5)東国の田舎ことばとして「なさろ」の形がみえる。「御酒よりゃアはやく寝なさろ」〔洒・世説新語茶‐変語〕など。
(6)上方語では「なはる」に変化し、現在まで使われている尊敬語「はる」に発展している。
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なさ‐・れる【為】
(2)文書では「被成」と書かれ、中世末には、補助動詞の類に入れてよいものがみられる。「去元久二年六月、可レ為二善信沙汰一之由、被レ成二御下知状一畢」〔高野山文書‐嘉禎元年一〇月二五日・関東御教書〕など。
(3)近世初期の上方語には、下二段活用のほかに四段活用の例も現われる。近世後期の江戸語では、四段活用の方が普通である。→なさる
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なさん・す【為】
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す【為】
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