@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

無・无【む】

大辞林 第三版

む【無・无】
何もないこと。存在しないこと。 ⇔ ゆう -に等しい -から有を生じる
事物も現象も全く存在しないこと。→ くう
禅宗で、世界の絶対的な真の姿。有と無の対立を超越した悟りの世界。絶対無。
有(存在)の否定または欠如。実在・はたらき・規定などがないこと。
ゆう
有やを超越し、有を有たらしめる絶対的無限定的なもの。老子や西田哲学など東洋思想で説かれる。絶対無。→
[句項目] 無に帰する 無にする 無になる

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

む【無・无】
[1] 〘名〙
① ないこと、存在しないこと。
※正法眼蔵(1231‐53)摩訶般若波羅蜜「いはゆる戒定慧、及至度有情類等なり。これを無といふ」
※物質の弾道(1929)〈岡田三郎〉「愛着執心は全然無(ム)ではあるが」 〔老子‐四〇章〕
② 仏語。
(イ) ある行為、はたらきを否定すること。はたらきをおこさせないようにすること。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)五「諸法は有なり、無(ム)(〈注〉ナキ)なり、これ実なり、非実なり」
(ロ) 禅宗で、修行者がその意味を問い、解決しなければならないとさせるもので、経験や知識以前の純粋な意識にかかわるもの。〔無門関‐一則〕
(ハ) 仏をいう。
※随筆・春波楼筆記(1811)「仏とは釈迦の名づくる者にして、天の大気虚空を云ふ。之を無と名づく、是を仏とす」
③ 無駄の意を表わす。→無になる無になす
④ (Nichts の訳語) 哲学で、キェルケゴールでは不安の観念と結びつき、神の前にあって微小なものと意識された人間存在の在り方。神の死を主張したニーチェでは、神の代わりに人間を支えるもの。ハイデガーでは、人間にとっての死の可能性の観念。
[2] 〘接頭〙 漢語の名詞の上に付けて、そのものが存在しないこと、その状態がないことを表わす。「無免許」「無資格」「無修正」「無抵抗」「無理解」など。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

無・无」の用語解説はコトバンクが提供しています。

無・无の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation