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無国籍【ムコクセキ】

デジタル大辞泉

む‐こくせき【無国籍】
どこの国籍ももたないこと。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

むこくせき【無国籍 statelessness】
人がいずれの国の国籍をも有しないこと。国籍の決定は国際法上原則として国内管轄事項とされ,各国国籍法規定が異なる結果,国籍の抵触が発生する。国籍の消極的抵触の場合が無国籍である。たとえば,出生による国籍の取得について,生地主義を採る国の国民の子で血統主義を採る国の領域内で生まれたものは,いずれの国籍も取得せず無国籍者となる。無国籍者は,普通,居住国で外国人として取り扱われるが,不当な待遇を受けても通常の外国人のように本国の外交的保護を求めることはできず,また居住国としても,国外退去を命ずるにも引取りを要求すべき本国がないから取扱いに困窮することがある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

むこくせき【無国籍】
どこの国籍ももっていないこと。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

無国籍
むこくせき
statelessness
いずれの国の国籍も有さないこと。無国籍者は外交保護権を行使してくれる国がなく、居住地で不安定な立場に置かれるおそれがあり、その発生を防止すべきことが広く認識され、いくつかの条約も制定されている。たとえば、「世界人権宣言」第15条1項および「市民的及び政治的権利に関する国際規約」第24条3項で、国籍を保有することが人権の一内容をなすものとされている。また、妻の無国籍防止については、「女子差別撤廃条約」(女性差別撤廃条約)第9条1項、子の無国籍防止については、「児童の権利に関する条約」(子どもの権利条約)第7条にそれぞれ規定されている。
 無国籍者が発生する典型的な場合として、(出)生地主義をとる国の国民の子が血統主義をとる国で生まれる場合をあげることができる。通常は、生地主義をとる国でも、自国民の子が外国で生まれた場合にその国籍を子に与えることを認めているが、そのための要件として、その親が自国の領域内に一定期間以上居住していた経験があることを要求しているような場合には、その要件を欠く親の子が外国で生まれると、その子は無国籍となる。かつて日本でも、アメリカ人父と日本人母の間の子について、そのアメリカ人が軍人として海外勤務の期間が長く、前記のアメリカ居住期間の要件を欠いていたためにアメリカ国籍は与えられず、また、当時の日本の国籍法が父系優先血統主義をとっていたために、母が日本人であっても日本国籍が与えられないという結果となった事例について、父系優先主義である点で日本国籍法は憲法違反であるとの主張に基づき、日本国籍確認訴訟が提起された。しかし、裁判所は父系優先主義には重国籍の発生防止という合理的な目的があり、憲法違反ではない旨の判断を示した。ただし、その後、子に国籍を継がせる権利について男女平等にすることを定める女子差別撤廃条約の批准に伴い、1984年(昭和59)の国籍法改正によって父母両系血統主義が導入された結果、前記のような場合において子が無国籍となることはなくなった。詳しくは「国籍」の項参照。
 なお、国際私法上、本国法を適用すべき場合においてその者が無国籍者であるときには、原則として、その常居所地法によるとされている(法の適用に関する通則法38条2項)。[道垣内正人]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

む‐こくせき【無国籍】
〘名〙 個人が、どこの国籍をももたないこと。また事物がどこの国のものでもないこと。
※国籍(1949)〈竹山道雄〉「彼は自分の無国籍を誇っていた」

出典:精選版 日本国語大辞典
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

無国籍
むこくせき
国籍」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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