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無害通航【むがいつうこう】

朝日新聞掲載「キーワード」

無害通航
国連海洋法条約は、軍艦や公船を含むすべての国の船舶は沿岸国の平和や秩序、安全を害しない限り、他国の領海を自由に通過する権利を有すると定める。ただ、武力による威嚇や武力の行使兵器を用いる訓練▽沿岸国の安全を害する情報収集――などは「無害通航」とはみなされない。同条約は中国や日本を含め168カ国が締結している。
(2017-07-20 朝日新聞 朝刊 3総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

世界大百科事典 第2版

むがいつうこう【無害通航 innocent passage】
領海はいずれの国の船舶も通過できる。これは領海が公海に接続し,海上交通の通路であるため,慣習国際法によって認められてきたものであり,通過につき沿岸国の許可を要せず,また沿岸国がこの通過を拒否することはできない。ただし,そのためには,通航が沿岸国にとって無害なもの,すなわち,沿岸国の平和,秩序,安全を脅かさないものでなければならない。これを無害通航といい,無害通航をする権利を無害通航権という。また領海を通航する外国船舶は,沿岸国が国際法に従って制定した領海における無害通航に係る国内法令を遵守しなければならない。

出典:株式会社平凡社
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