●無煙炭【むえんたん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
無煙炭
むえんたん
anthracite
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デジタル大辞泉
むえん‐たん【無煙炭】
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岩石学辞典
無煙炭
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世界大百科事典 第2版
むえんたん【無煙炭 anthracite】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
無煙炭
むえんたん
anthracite
もっとも石炭化度の高い石炭で、JIS(ジス)(日本工業規格)では燃料比(固定炭素と揮発分の比)4.0以上のものと定義している。炭素含有量が90%以上あり、黒色の半金属光沢を有し、電気抵抗も急激に低下(1010Ω・cm以下)する。非粘結性で揮発分は少なく、燃焼するときは短い炎で燃え、煙をほとんど出さない。これが無煙炭の語源となっている。古くはそのまま燃料にするか、あるいは練炭、炭素れんがなどの原料として重宝されていた。産業用としては、鋳物用コークスの原料や高炉への吹込み原料として用いられる。ほとんど液化はしないが、ガス化原料としては使える。瀝青炭(れきせいたん)に近いものを半無煙炭といい、高炉用コークス製造用の配合原料としての用途もある。同じく炭素含有量が90%以上あるが灰色を呈する比較的多孔質の石炭があり、煽石(せんせき)とよばれる。これは、地中でマグマの作用によって急速に乾留作用を受けて生成したもので、無煙炭とは区別される。
[大内公耳・荒牧寿弘]
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化学辞典 第2版
無煙炭
ムエンタン
anthracite
石炭化度のもっとも高い石炭.工業分析で求めた水分や揮発分が少なく,一方,固定炭素は多い.元素分析で測定した炭素量は,通常,90質量%(daf)以上で,粘結性は示さない.JIS規格では,燃料比(=固定炭素/揮発分)が4.0以上の石炭をさす.日本では,鉄鉱石の焼結,ニッケル精錬,れん炭・豆炭用としておもに利用されている.[別用語参照]石炭の元素分析
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