●煙霧【えんむ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
煙霧
えんむ
haze
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デジタル大辞泉
えん‐む【煙霧】
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世界大百科事典 第2版
えんむ【煙霧 haze】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
煙霧
えんむ
地面から吹き上げられて大気中に浮かんでいる細塵(さいじん)や煙の粒子。またそれらのために遠方の風景がはっきり見えなくなる現象をもいう。気象観測上の用語で、煙霧は霧ではない。地面から吹き上げられた細塵であることがはっきりしている場合には塵(ちり)煙霧、燃焼によって生じた煙であることがはっきりしている場合には単に煙といい、そのいずれとも判別できないものを煙霧とよんでいる。煙霧の濃さは遠景の見えぐあいによって決まるが、煙霧のまったくないときには、50キロメートル遠方の山が見えるが、煙霧があると遠方の山はぼんやりとかすんで白っぽく見える。
空が青く晴れているときに地上から水平線の方向を見ると、空のある高さから上は青く、その下は白っぽくあるいは茶色っぽく濁って見えることがある。これは、煙霧が地上からだんだん上空に広がって、上空の気温の逆転層の底まで届いたためである。このような煙霧層の高さは普通1000メートル前後である。市街地などでは、煙霧は工場などから出る煙がもとになって発生することが多い。したがって煙霧の濃さは、大気汚染の程度の指標にもなる。人間活動と煙霧による視程の悪化とは相関がある。
[大田正次]
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精選版 日本国語大辞典
えん‐む【煙霧】
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