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熊野三山【くまのさんざん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

熊野三山
くまのさんざん
和歌山県南部に鎮座する熊野本宮大社本宮),熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ。新宮),熊野那智大社那智)の総称熊野三社三熊野ともいう。全国 3000社あまりの熊野神社の総本社。本宮は田辺市東部に鎮座する元官幣大社。もと熊野坐神社(くまのにますじんじゃ)と称し,三山の根本宮である。祭神はケツミミコノオオカミ(→スサノオノミコト〈素戔嗚尊〉)。例祭 4月15日。新宮は新宮市に鎮座する元官幣大社。祭神はクマノハヤタマノオオカミ(→イザナギノミコト〈伊弉諾尊〉)ほか 2神。例祭 10月15,16日。明徳1(1390)年の造替に際して奉献された古神宝類は国宝に指定されている。那智は,もと熊野夫須美神社(くまのふすみじんじゃ)といい,那智勝浦町に鎮座する元官幣中社。祭神はクマノフスミノオオカミ(→イザナミノミコト〈伊弉冉尊〉)。例祭 7月14日。那智が那智滝を神格化する信仰と結びついているように,三山の成立は古代信仰と関係が深い。そのため古くから修験者の道場として栄え,またこの地方一帯を観音の霊場とする本地垂迹思想(→本地垂迹説)の発達もあって,皇室,武家の尊崇が厚かった。2004年紀伊山地の霊場と参詣道として高野山などとともに,世界遺産の文化遺産に登録。(→熊野信仰

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション

くまのさんざん【熊野三山】
和歌山の日本酒。酒名は、蔵が世界遺産・熊野三山地域唯一の酒蔵であることにちなみ命名。精米歩合55%で仕込む吟醸酒。味わいは辛口。原料米は山田錦。仕込み水は熊野川伏流水蔵元の「酒造」は明治2年(1869)創業。所在地は新宮市船町。

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世界大百科事典 第2版

くまのさんざん【熊野三山】

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大辞林 第三版

くまのさんざん【熊野三山】
和歌山県田辺市の熊野坐くまのにます神社(本宮)、熊野那智神社(那智)、新宮市の熊野速玉はやたま神社(新宮)の総称。熊野三社。三熊野みくまの。熊野山。

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国指定史跡ガイド

くまのさんざん【熊野三山】

和歌山県新宮市・田辺市・東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦(なちかつうら)町、三重県南牟婁郡紀宝町にある寺社。紀伊山地の東南部にあり、相互に20~40kmの距離を隔てて位置する熊野本宮大社(ほんぐうたいしゃ)(田辺市本宮町)、熊野速玉大社(はやたまたいしゃ)(新宮市新宮)、熊野那智大社(那智勝浦町那智山)の3社と青岸渡寺(せいがんとじ)(那智勝浦町那智山)および補陀洛山寺(ふだらくさんじ)(那智勝浦町浜の宮)の2寺からなり、熊野参詣道の中辺路(なかへち)によって結ばれている。平安後期に神仏習合によって、3社の神々にも本地仏(ほんじぶつ)があてられ、仏が権(かり)に現れたものとして、熊野の3神は熊野三所権現と呼ばれ、主祭神以外も含めて熊野十二所権現ともいう。3社ともにお互いに三所(十二所)権現を祀りあい、熊野三山として、現世と来世での救いを願う人々の崇敬を集めて発展。2000年(平成12)に国の史跡に指定された。2004年(平成16)には「紀伊山地の霊場と参詣道」として、世界遺産に登録された。熊野本宮大社へは、JR紀勢本線新宮駅から車で約40分。熊野速玉大社へは、新宮駅から車で約5分。熊野那智大社へは、JR紀勢本線紀伊勝浦駅から車で約20分。

出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

熊野三山
くまのさんざん
和歌山県の熊野地方に鎮座する熊野本宮(ほんぐう)大社(旧称は熊野坐(にます)神社、通称は本宮)、熊野速玉(はやたま)大社(旧称は熊野早玉神社、通称は新宮)、熊野那智(なち)大社(旧称は飛滝権現(ひろうごんげん)、熊野夫須美(ふすみ)神社、熊野那智神社、通称は那智山)の総称。熊野三所(さんしょ)権現ともよばれた。3社とも院政期(1086~1179)以降、家都御子(けつみこ)大神、速玉大神、熊野夫須美大神を祀(まつ)っている。平安初期に新宮・本宮を中心に修験(しゅげん)道場が開かれ、延喜(えんぎ)年間(901~923)にさらに那智が加えられ、この3社が知られるとともに、11世紀末の永保(えいほう)・応徳(おうとく)年間(1081~87)ころ、熊野三山の呼称が一般となり、本宮の本地阿弥陀如来(あみだにょらい)、新宮の本地薬師(やくし)如来、那智の本地観音菩薩(かんのんぼさつ)を一体としての熊野信仰が発達した。1090年(寛治4)白河(しらかわ)上皇の熊野御幸を機会に三山検校(けんぎょう)職が置かれ、全山管理の別当(べっとう)も補された。さらに続いた上皇および女院以下の熊野御幸で、その宗教的権威を高め、経済的にも保証されるに至り、御師(おし)が発達するとともに、熊野権現として全国に勧請(かんじょう)された。なお、霊場「熊野三山」は、2004年(平成16)「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。[鎌田純一]

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事典・日本の観光資源

熊野三山
熊野三社・三熊野・三所権現とも呼ばれる。平安時代の中期から鎌倉時代にかけて熊野詣がさかんに行われた。法皇・上皇の御幸も多くを数え、「蟻の熊野詣」と称された。
[観光資源] 熊野那智大社 | 熊野速玉大社(熊野新宮) | 熊野本宮大社

出典:日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」
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精選版 日本国語大辞典

くまの‐さんざん【熊野三山】
※名語記(1275)四「熊野三山のうちのなち」

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デジタル大辞泉

くまの‐さんざん【熊野三山】

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