●熊野速玉大社【クマノハヤタマタイシャ】
デジタル大辞泉
くまのはやたま‐たいしゃ【熊野速玉大社】
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熊野速玉大社
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世界大百科事典 第2版
くまのはやたまたいしゃ【熊野速玉大社】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
熊野速玉大社
くまのはやたまたいしゃ
和歌山県新宮(しんぐう)市新宮に鎮座。熊野速玉大神を主神とし、熊野夫須美大神(ふすみのおおかみ)、家津美御子大神(けつみこのおおかみ)ほかを12の神殿に祀(まつ)る。創建年代不詳。社伝では初め神倉(かみくら)山の天磐盾(あめのいわだて)とよばれる巨岩のある地に祀られ、景行(けいこう)天皇58年に現在地に奉遷したという。神倉山の旧宮に対して新宮とよばれる。766年(天平神護2)封戸4戸を寄せられ、859年(貞観1)従(じゅ)五位上、続いて従二位、863年正二位、『延喜式(えんぎしき)』では大社、940年(天慶3)正一位となる。熊野修験道(しゅげんどう)の発達とともに、早くより神仏習合して信仰され、11世紀末には熊野本宮大社・熊野那智(なち)大社とともに熊野三山ととなえられた。本社本地仏は薬師如来(やくしにょらい)とされ、院政期(1086~1179)以降には熊野詣(もう)での人でにぎわった。旧官幣大社。例祭10月15日には神馬渡御(しんめとぎょ)式があり、翌16日の御船祭には神輿(しんよ)神幸船での熊野川島めぐりがある。境内に神宝館があり、社蔵の古神宝類は非常に多く、蒔絵(まきえ)手箱、彩絵檜扇(ひおうぎ)ほか、装束72点が国宝に指定されている。また社宝の木彫速玉大神坐像(ざぞう)、夫須美大神坐像は国の重要文化財。表参道のナギの老樹は天然記念物。
[鎌田純一]
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精選版 日本国語大辞典
くまのはやたま‐たいしゃ【熊野速玉大社】
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