●片荷【カタニ】
デジタル大辞泉
かた‐に【片荷】
1 てんびん棒で前後に荷物を担ぐときの、片方の荷。
2 トラックの荷台やコンテナなどの積み荷の重量が、前後または左右に偏っている状態。
3 物流において、往路または復路のどちらか一方にしか荷物を積まないこと。
4 責任の一端。心配事の一部。
「先ず―だけ卸したなと思った」〈漱石・虞美人草〉
2 トラックの荷台やコンテナなどの積み荷の重量が、前後または左右に偏っている状態。
3 物流において、往路または復路のどちらか一方にしか荷物を積まないこと。
4 責任の一端。心配事の一部。
「先ず―だけ卸したなと思った」〈漱石・虞美人草〉
出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典
かた‐に【片荷】
〘名〙
① 天秤棒(てんびんぼう)で一荷(か)にになった時の片方の荷。半分の荷。また、わずかな荷物。
※大乗院寺社雑事記‐文明元年(1469)一二月二六日「木村油商は中荷ない也。符坂は片荷也」
※虎寛本狂言・米市(室町末‐近世初)「是程の物が御ざった成らば釣合が能う御ざらふが、是では片荷づつで、いかないかな持るる事では御ざらぬ」
② 責任の一半。心配事の半分。
③ 背嚢(はいのう)やリュックサックなどで、片方に荷物が集まってしまうこと。
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