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牽引療法【けんいんりょうほう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

牽引療法
けんいんりょうほう
extension therapy
持続的に牽引することによって筋肉のれん縮を取除いたり,骨折脱臼などを整復する治療法をいう。整形外科分野の疾患に広く応用され,特に腰痛症や骨折に対して用いられている。牽引療法は普通,患肢にベルト固定して滑車と重錘によって牽引力を加えるが,腰痛症では,上体を固定しておいて骨盤帯腰椎に牽引力を働かせることにより,疼痛軽減をはかる骨盤牽引が行われる。骨折では,絆創膏や牽引用バンドを用いるほか,大きな牽引力を要するときには,骨に特殊な鋼線を入したあとで牽引を加える直達牽引法を行う。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

けんいん‐りょうほう〔‐レウハフ〕【×牽引療法】
頸椎(けいつい)腰椎病気や骨折などの際に、局所安静・整復などのために牽引を行う治療法。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

けんいんりょうほう【牽引療法 traction】
四肢または軀幹に牽引力を作用させ,(1)骨折,脱臼の整復,(2)除圧,免荷,安静,(3)拘縮の除去などを行う方法。(1)(3)は緩徐で持続的な矯正力を作用させ,軟部組織を保護しつつ,緩徐な整復を行うものである。(2)は関節炎がおもな対象である。牽引力を作用させる方法には直接牽引と間接牽引とがある。直接牽引法skeletal tractionとは直接骨に牽引力を作用させる方法で,鋼線による牽引などがある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

けんいんりょうほう【牽引療法】
直接もしくは間接的に牽引力を作用させて、局所の安静・整復・固定や疼痛の軽減を図る治療法。骨折・関節疾患・椎間板障害などに用いる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

牽引療法
けんいんりょうほう
整形外科の治療方法の一種。局所に牽引力を作用させる方法であり、広く用いられる。牽引法には脊椎(せきつい)に対するものと、四肢に対するものがあり、また方法としては、直接骨に装置を取り付けて牽引力を働かせる直達牽引法と、皮膚を介して牽引力を作用させる介達牽引法とがある。
 脊椎に対する直達牽引法としては、頭蓋(とうがい)骨に特別のピンを挿入して装置を取り付けて行う頭蓋牽引があり、クラッチフィールド牽引が代表的なもので、頸椎(けいつい)の骨折や脱臼(だっきゅう)の整復などに用いられる。また、ハロー骨盤牽引は、頭蓋にハローリングを取り付け、骨盤には骨盤輪を取り付けて両者を支柱で連結し、脊椎に牽引力を働かせる方法で、脊柱側彎(そくわん)症の矯正などに用いられる。日常広く行われている脊椎に対する介達牽引法としては、グリソン係蹄(けいてい)を用いて頸椎を牽引するグリソン牽引があり、頸腕症候群、変形性頸椎症などに行われる。坐(ざ)位と仰臥(ぎょうが)位で行う方法がある。また骨盤牽引は骨盤帯を用いて腰椎を牽引する方法で、変形性腰椎症、腰椎椎間板ヘルニアなどの腰痛疾患に用いられる。
 四肢に対する直達牽引法としては、骨にキルシュナー鋼線を刺入し、これに牽引装置を取り付ける鋼線牽引が一般に行われ、骨折や脱臼の整復や整復位の保持、関節の変形や拘縮の矯正などに用いる。介達牽引法には絆創膏(ばんそうこう)を皮膚に貼付(ちょうふ)する絆創膏牽引、スポンジを貼(は)ったベルトをつけるスピードトラック牽引などがあるが、牽引力は鋼線牽引よりも弱い。[永井 隆]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

けんいん‐りょうほう ‥レウハフ【牽引療法】
〘名〙 拘縮や変形を起こしている関節を、できるだけ正常状態にもどすために、器械を使って引っ張る療法。機械的療法の一つ。

出典:精選版 日本国語大辞典
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