@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

犠牲【ぎせい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

犠牲
ぎせい
ともいう。集団の成員の安寧あるいは動植物の増殖を願って行う宗教的行為。神霊物品を供える供物と,動物を殺害して行う動物犠の2つの形態を含む。供物には,飲食物と一般の物品との2つの場合があり,神と人との関係が確立すると,飲食物を供物とすることが多くなる。日本の初穂儀礼にみられるような初物供進もこれである。動物犠牲は動物を殺害することにより,その霊魂によって神への願いの伝達をはかるということと,動物の血と霊魂を神霊に贈るという意味をもつ。いずれにしても供進あるいは動物供犠に共通するのは,それらの物の聖化と喜捨であり,E.デュルケムは貴重なものの放棄を犠牲の本質的な要素としてあげている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ぎ‐せい【犠牲】
神、精霊などをまつるときに供える生き物。いけにえ。
ある目的のために損失となることをいとわず、大切なものをささげること。また、そのもの。「道義のために地位も財産も犠牲にする」「犠牲を払う」
災難などで、死んだり負傷したりすること。「戦争の犠牲となる」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

サクリファイス[書名・映画]
(犠牲)柳田邦男によるノンフィクション副題「わが息子・脳死の11日」。平成7年(1995)刊行自殺を図った息子の脳死から腎提供に至る11日間を記録した作品。著者には本作を含むノンフィクションのジャンル確立の功績に対し、第43回菊池寛賞が贈られた。
《原題、〈スウェーデン〉Offret》1986年公開のフランス・スウェーデン合作映画。同年12月にフランスのパリで客死したソ連出身の監督、タルコフスキー遺作。核戦争勃発と世界の救済主題とする作品。第39回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリ、国際映画批評家賞など4賞を受賞。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉プラス

犠牲
英国の作家ダフネ・デュ・モーリアの小説(1957)。原題《The Scapegoat》。『美しき虚像』の邦題もある。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ぎせい【犠牲】
宗教儀礼の分類仕方には種々あるが,儀礼において,動物等の殺害ないし供物の破壊をともなう儀礼を,宗教学文化人類学では一般に犠牲sacrificeと呼んでいる。もともとこの言葉はラテン語でsacer+facere,つまり〈聖なるものにする〉という意味を含み,日本語の生贄(いけにえ),供犠(くぎ)に該当する。ただその儀礼的な意味から考えると,たんなる〈供え〉とは異なるだけに,犠牲という語のほうが適切であると思われる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

精選版 日本国語大辞典

ぎ‐せい【犠牲】
〘名〙
① 神、天地、宗廟(そうびょう)などをまつるときに供える生き物。いけにえ。人身御供(ひとみごくう)。〔哲学字彙(1881)〕〔礼記‐月令〕
② ある重要な目的のために、身命その他貴重な事物をささげること。すべてをなげうって、つくすこと。自発的にでなく、強制されるものに、また、偶発的な事故や自然災害に出会った場合にもいい、それらの損害を受けるものもいう。
※寛永版曾我物語(南北朝頃)五「或時は親の敵(かたき)と成り、或時は子の仇と成り、ぎせい甚しく」
※其面影(1906)〈二葉亭四迷〉五七「家も名誉も何も角(か)も犠牲にして」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

犠牲」の用語解説はコトバンクが提供しています。

犠牲の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation