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狩猟採集民【しゅりょうさいしゅうみん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

狩猟採集民
しゅりょうさいしゅうみん
hunting and gathering people
動植物の狩猟採集によって生活する諸民族。狩猟採集の経済形態は牧畜農耕に先立つ最古の経済段階である。今日でも熱帯の密林や大陸の縁辺部などにごく小さな集団を形成し,狩猟採集によって生活している民族があり,居住形態により,遊動的狩猟採集民と定着的もしくは半定住の狩猟採集民に分類される。前者にはコンゴ民主共和国のムブティ族ピグミー),カラハリ砂漠サン族,マレー半島のセマン族およびセノイ族アンダマン諸島アンダマン島民,スリランカのベッダ族オーストラリア先住民,南アメリカのフエゴ島民などが該当する。彼らは数家族単位のバンドをなして移動し,根茎植物などの採集と弓矢,槍などの武器を使って狩猟を行なっている。後者には,アザラシセイウチの狩猟を行なうエスキモー野牛の狩猟を行なう北アメリカの平原インディアン漁労を行なう北アメリカのトリンギット族ハイダ族クワキウトル族などや,カシの実を採集するカリフォルニアインディアンなどが該当する(→アメリカインディアン)。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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