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独立派【どくりつは】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

独立派
どくりつは
Independents
イギリスの清教徒革命の中心勢力となった宗教的・政治的一派。宗教的にはカルバン主義を信奉し,分離派の流れをくみ,長老派と諸教派の中間に位置して,個々の教会の自主性を要求したためこの名で呼ばれ,また会衆派,組合教会派ともいう。明確には 1643年末ウェストミンスター宗教会議で出現。革命勢力としては O.クロムウェル,H.アイアトンら軍隊士官を中心に支持者が多く,プライドの追放 (1648) によって,長老派を退けて革命の主導権を掌握し,平等派と結んで国王チャールズ1世を処刑し,共和制を樹立したのち,平等派を弾圧してクロムウェルの護国卿政権を生んだ。王政復古以後は急速に衰退

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

どくりつは【独立派 Independents】
イギリス,ピューリタン革命において議会派中核となった宗教・政治党派。宗教的には,エリザベス1世治世に出現した英国国教会からの分離派(ブラウン派)に由来し,地域の教会会衆組織(コングリゲーション)の個々の自律性を主張して,全国的な教会統治機構をとる国教会と長老派のいずれにも反対した。内乱中の1643年,スコットランドとの軍事同盟締結の際に開かれたウェストミンスター宗教会議において,その立場を明らかにし,議会ことに議会軍内部に勢力を伸ばした。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

独立派
どくりつは
Independents

宗教上の党派としては、17世紀イギリスにおいて独立教会制度を提唱した会衆派をさすが、政治的には、ピューリタン革命において会衆派およびキリスト教諸教派を支援母体とした議会派の一党派をさす。インディペンデンツともいう。

 議会派においては、内戦に至るまでは、議会に強固な勢力をもち厳格な長老教会制度の確立を主張する長老派の勢力が、圧倒的な優位にたっていた。しかし内戦の結果、その力を明らかにした軍の利害を代表する党派が現れた。これが独立派である。独立派は、軍隊内部に強かったピューリタニズムの影響力を背景に、信仰における完全な自由を主張しつつ、他方、土地所有者の利害を代表して、レベラーズ(平等派または水平派ともいう)の主張する政治改革を退けた。指導者はO・クロムウェル、アイアトンら軍幹部で、護国卿(ごこくきょう)政権時代を、ほぼ独立派の政治指導が貫徹していた時期とみなすことができる。しかし独立派は在地の有力者層の支持を得ることができず、クロムウェルの死とともに支持基盤が崩壊し、その支配も終わりを告げた。(書籍版 1987年)
[小泉 徹]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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旺文社世界史事典 三訂版

独立派
どくりつは
Independents
ピューリタン革命の際,議会派の中心となった一派
イギリス国教会からの完全な分離独立を主張し,信者の自発的な集まりとしての個々の教会を中心に結束した。新興市民層やヨーマン(独立自営農民)の支持を得て,ピューリタン革命では議会軍の中核となり,クロムウェルの指導下に革命の推進力となった。革命勝利後の1648年12月,長老派を議会から追放(プライドの追放)して議会の実権を握り,国王チャールズ1世を処刑して下院を基礎とする共和政を行った。また1649年には財産の平等と社会変革をはかる水平派に大弾圧を加えた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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