●独立派【どくりつは】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
独立派
どくりつは
Independents
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世界大百科事典 第2版
どくりつは【独立派 Independents】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
独立派
どくりつは
Independents
宗教上の党派としては、17世紀イギリスにおいて独立教会制度を提唱した会衆派をさすが、政治的には、ピューリタン革命において会衆派およびキリスト教諸教派を支援母体とした議会派の一党派をさす。インディペンデンツともいう。
議会派においては、内戦に至るまでは、議会に強固な勢力をもち厳格な長老教会制度の確立を主張する長老派の勢力が、圧倒的な優位にたっていた。しかし内戦の結果、その力を明らかにした軍の利害を代表する党派が現れた。これが独立派である。独立派は、軍隊内部に強かったピューリタニズムの影響力を背景に、信仰における完全な自由を主張しつつ、他方、土地所有者の利害を代表して、レベラーズ(平等派または水平派ともいう)の主張する政治改革を退けた。指導者はO・クロムウェル、アイアトンら軍幹部で、護国卿(ごこくきょう)政権時代を、ほぼ独立派の政治指導が貫徹していた時期とみなすことができる。しかし独立派は在地の有力者層の支持を得ることができず、クロムウェルの死とともに支持基盤が崩壊し、その支配も終わりを告げた。(書籍版 1987年)
[小泉 徹]
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旺文社世界史事典 三訂版
独立派
どくりつは
Independents
イギリス国教会からの完全な分離独立を主張し,信者の自発的な集まりとしての個々の教会を中心に結束した。新興市民層やヨーマン(独立自営農民)の支持を得て,ピューリタン革命では議会軍の中核となり,クロムウェルの指導下に革命の推進力となった。革命勝利後の1648年12月,長老派を議会から追放(プライドの追放)して議会の実権を握り,国王チャールズ1世を処刑して下院を基礎とする共和政を行った。また1649年には財産の平等と社会変革をはかる水平派に大弾圧を加えた。
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