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【ケダモノ】

デジタル大辞泉

け‐だ‐もの【獣】

全身に毛が生え、4足で歩く哺乳動物。けもの。
人間としての情味のない人をののしり卑しんでいう

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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け‐もの【獣】
《毛物の意》獣類けだもの

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しし【獣/×猪/鹿】
《「肉(しし)」と同語源で、それをとる獣をいう》
けもの。けだもの。特に、肉の美味な、猪(いのしし)・鹿(しか)。 秋》
猪狩(ししが)り」の略。
「ことに―の上手にて、力のつよきこと」〈曽我・四〉

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じゅう〔ジウ〕【獣】
けもの。けだもの。全身が毛で覆われている哺乳動物。

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じゅう【獣〔獸〕】[漢字項目]
常用漢字] [音]ジュウ(ジウ)(慣) [訓]けもの けだもの
〈ジュウ〉
けもの。「獣医獣類怪獣海獣鳥獣百獣猛獣野獣
けもののように見さかいのないさま。「獣行獣心獣欲
〈けもの〉「獣道

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世界大百科事典 第2版

けもの【獣】
毛物の意味で《和名抄》は毛皮ある動物の総称とし,そのうち家畜を〈けだもの〉としており,《伊呂波字類抄》《和漢三才図会》もこれにならっている。これに対して《和訓栞》は,獣類の総称を〈けだもの〉,家畜を〈けもの〉という俗言のほうが,《日本書紀》ののとおりであるから,このほうがむしろ当たっていると論じ,結局両者同じものを指すとした。《古事記伝》も同じ結論をとっている。この点で《大祓詞》に家畜を殺すことを〈けものたおしの罪〉と述べていることは,これが家畜をとくに指すことばであった証例のように思われ,〈けだもの〉のほうを野獣までを含めた四つ足の毛皮獣の総称とする《和訓栞》のが適当なものと判断される。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

け‐だ‐もの【獣】
〘名〙
① 全身に毛が生えた、四足をもつ哺乳動物。けもの。獣(じゅう)類。
※書紀(720)皇極元年五月(岩崎本訓)「慈(うつくしび)無きが甚だしきこと、豈(あに)禽獣(ケタモノ)に別(ことならむ)や」
② 特に、家畜をいう。〔十巻本和名抄(934頃)〕
③ (人間のもっている信義、情け、理性などが無い生き物の意) 人間的な情味のない人をののしり、あざけっていう。また、遊女や高利貸しなどを卑しめたり、一般的に他人をあざけり卑しめていう場合にも用いられる。人でなし。
※雑俳・柳多留‐一三(1778)「いろいろなけだものの来る親の留守」
[語誌](1)同様の意味を表わすケモノの形と平安時代初期以来今日に至るまで共存している。共存の理由も含めて両者の意味の相違はよく解明されていない。
(2)語源は「毛ダ物」であろうが、連体格表示に用いられる助詞ダについてはクダモノのほかは例を見ない。

出典:精選版 日本国語大辞典
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け‐もの【獣】
〘名〙 (毛物の意)
① =けだもの(獣)①〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
※書紀(720)神代上(水戸本訓)「顕見(うつしき)蒼生(あをひとくさ)、及ひ畜産(ケモノ)の為(ため)は、則ち、其の病(やまひ)を療(をさ)むる方(さま)を定む」

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じゅう ジウ【獣】
〘名〙 全身が毛におおわれている四足の哺乳動物。けだもの。けもの。〔書経‐武成〕

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