●玉篇【ぎょくへん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
玉篇
ぎょくへん
Yu-pian
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デジタル大辞泉
ぎょくへん【玉篇】
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世界大百科事典 第2版
ぎょくへん【玉篇 Yù piān】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
玉篇
ぎょくへん
中国の字書。顧野王(こやおう)(519―581)撰(せん)。30巻。543年(南朝梁(りょう)の大同9)成書。1万6900余字を542の部首に分け、古字書の注解、古典での用例とその注釈等を引用して文字の意味、用法を詳しく示す。『説文解字(せつもんかいじ)』が字形と関連させて字の本義を説くのに対し、本書は実際の用法における字義の解説に重点を置く。部首も『説文解字』にほぼ拠(よ)りながら、部首の配列には意味のつながりを重視して検索の便を図った。このように現実的な優れた字書であったが、中国では散逸し、日本に一部分の古写本が伝わり、貴重視される。のち種々改訂本がつくられたが、中国に現存するものは、北宋(ほくそう)の陳彭年(ちんほうねん)らが勅命により撰した『大広益会玉篇』(1013)で、収録字を増したかわり、注解は大幅に簡略化された。
[平山久雄]
『岡井慎吾著『玉篇の研究』(1933/再版・1969・東洋文庫)』▽『小川環樹著「中国の字書」(『日本語の世界3 中国の漢字』所収・1981・中央公論社)』
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精選版 日本国語大辞典
ぎょくへん【玉篇】
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ごくへん【玉篇】
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旺文社世界史事典 三訂版
玉篇
ぎょくへん
30巻。6世紀梁 (りよう) の武帝のときに完成した。文字は隷書 (れいしよ) で,部首542部からなる。後漢 (ごかん) の鄭玄 (じようげん) ・馬融 (ばゆう) らの説を引用した。中国では失われたが,日本に断片的に残っている。
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